制約と契約

何にでも制約があるほうが面白い。サッカーは手が使えないから面白いし、テニスは定められた枠の中でやるから面白い。行動の制限は、不都合や不利益ばかり生むように思われがちだが、逆を言うとそれこそが素晴らしい。

限られた範囲内でなんとかしようとするから、サッカーではスーパープレイが生まれる。手が使えないのを何とか克服しようと、異常に足技を磨く。それがサッカーの醍醐味なんだ。断言できる、制約こそは最高のスパイスなんだと。

これは何もスポーツに限ったことではない。日常生活においても言える事だ。私は普通に社会生活を営む上で3つの制約を掲げて生きている。

1.ミスタードーナツには行かない。

2.スタバには行かない。

3.プリクラは撮らない。

この3つの制約は、私の生活をとても面白いものにしてくれる。餓死するほどに空腹、周りには何も無い。そんな状態でミスドを見つけても私は絶対に入店しない。砂漠の真ん中で乾き、死にそうな時にオアシスを発見する。オアシスにはスターバックスコーヒー砂漠店があった。でも私は入店しない。その場で乾き死ぬ道を選ぶ。法律が改定され、プリクラを履歴書にはることが義務付けられた。それでも私はプリクラを撮らない。

こうした絶妙な制約が私の生活をスリルめいたものに変えてくれる。出先で飢餓状態にならぬよう、乾かぬよう、そんな法律が出来ぬよう政治に関心をもつ必要があるのだ。緊張感張りつめた社会生活。なんて素敵なのだろうか。

なんていうのは詭弁で、実際のところは怖いんです。未知なる物が怖くて仕方が無い。

一度も足を踏み入れたことの無いミスタードーナツが怖い。入ったらワンコソバのように死ぬまでドーナツを食わされるんじゃないか、恐怖でたまらない。

得体の知れないスタバが怖い。入ったら、体を束縛され身動きできない状態にさせられ、変なジョウロみたいなのでクソ熱いコーヒーを死ぬまで飲まされるのではないか。怖くてたまらない。

得体の知れないプリクラが怖い。行ったら、ラッパーのできそこないのゲームセンター店員やらが椅子に拘束して撮ったプリクラを悪用するのではないか。

まるで子供のような理由なのだが、本人は真剣で、本当にこれら3つの制約だけは守っている。ミスドには行かない、スタバには行かない、プリクラ禁止。これさえ守っていれば私は安心なんだ。

しかし、私自身は安心でも社会的には許されない。立派な大人が「ミスド怖い」「スタバ怖い」「プリクラ怖い」ではやり切れないものがあります。いい年こいて「茄子が嫌い」とか「ケーキはイチゴが乗ってなきゃ嫌」とか駄々こねてるのと変わりません。

というわけで、私は立派な大人として、これらの三項目を制覇していきたいと思う。

早速なんですが先日、一人でプリクラを撮ろうと思ひて、ゲーセンに足を踏み入れたり。

そしたら「男性のみのご入場はお控えください」と男女平等という概念をレイプしたような文面が張り付けてあるではないですか。

私が男版田島陽子的マインドの持ち主ならば、その場で発狂して看板にキャラメルクラッチでもかましているでしょうが、そこはいい大人なので踵を返して帰りました。

特に面白いオチはないがここで終了だ!

皆さんは何か自分に課しているルールはありますか?

 

“制約と契約” への6件の返信

  1. スタバ店員としてそれは聞き逃せないな。
    っていうのは冗談だけど、スタバのドーナツは間違っても買うなよ、ミスドのを買ったほうがいいよ何倍もいい。

    今日も書いてくれてありがとう。なんだかんだ皆勤賞だよ。

    1. まさかのスタバ店員様でしたか。
      いつもおせわになってます。

      いつもコメントありがとうございます。

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