お姉さんになりたい。

 

こんにちは、よしだじゅんやです。
大みそかなので、およそ大みそかチックな話をしたい。

生まれ変わったら「お姉さん」になりたい。
というのも、僕はお姉さんという存在が大好きだし、僕の人生を振り返れば振り返るほど、お姉さんという存在にお世話になっている。その感謝を込めて、僕もお姉さんになって社会貢献したいという気持ちが2割、お姉さんになって世の中のさえない年下の男たちを惑わしまくりたいという気持ちが8割である。つまり、不純な動機である。

知っての通り、僕は見た目が駄目なら、内面もできていないし、生活能力が著しく低い。ので、まじで異性としての魅力がない。当然異性から好意を持たれることがないし、決死の想いで告白すると高確率で悲鳴をあげて逃げ去られる。

しかし、どの時代を振り返ってもお姉さんがいた。義務教育時代は近所のお姉さんの家ですっと漫画を読んでたし、やべえ明日童貞を捨てるかもしれねえ!って時にめっちゃ相談したのは当時新宿に住んでいたアラサーお姉さんだし、一人暮らしで風邪をひいたときに看病に来てくれたのも、近くに住んでる2個上のお姉さんだった。

きっとね、僕はお姉さんにならなんだって甘えられるのだろう。いや、ひかないで。話を聞いて。僕は走れメロスのディオニスぐらい疑い深い人間なので、基本的に人に頼ることをしない。人に頼るときも、できないからというより、仕事の効率を上げたいから任せることが多い。しかし、僕は基本的にごみのようなスペックの人間なので、しわ寄せがきてめっちゃ困るときとか、悩みを抱えるときがあるのだ。そのとき「困ってんです!!!!お姉さま!!!!!」って感じでお姉さんが登場する。
お姉さんは尊い存在なので、発言のすべてが正しい。よって我々はお姉さんがおっしゃることはすべて信じて従うべきだ。

大学1年の冬、僕には京都に住む彼女がいた。で、僕はゴリゴリの童貞だった。1月の上旬くらいだったかな。この日は絶対に童貞捨てたんねん!という決意をしたひがあった。その日に向けて僕は主に行ったことは「コンドームの選定」「当日のイメトレ」だった。早速近所の薬局屋でオカモトのミドルグレードのコンドームをひやひやしながら買った。

京都に発つ前日に荷物のチェックをしていた。そして新宿に住むアラサーお姉さんにこんな感じで勝負に行きます!みたいな最終チェックをしてもらった。そのときお姉さんがこう指摘したのだ

「コンドームをジップロックに入れるのはやめなさい!」
「え、なにが駄目なんですか、、、、」
「あのね、女の子はそういうものを慎重にあつかってほしいものなのよ」
「え、じゃあ何に入れればいいんですか(困惑)」
「えっと、、ほら、、ハンカチに包んでおくとか、、ポーチにいれておくとか、、」

みたいな指摘があり、僕は一瞬でポーチをイオンで買ってきて、まじでコンドームを入れるためだけに使った。懐かしい。あれがなかったらきっと失敗していたに違いない。結果は失敗したのだけれど笑。

本当にお姉さんを1枚はさむと僕はとっても素直な男の子になる。先日こんなことがあった。

僕は深夜に泥酔して実家に帰宅した。玄関には鍵がかかっていた。僕はふらふらしながらリュックサックから鍵を取り出し、鍵を開けて入った。そして次の日のお昼まで深く眠った。

次の日、起きてリビングに行くと、母親が鬼の形相でぶちぎれている。どうかした?と聞く間もなく、母親は僕にむかってどなった
「これはなによ!!!!!!」
そうやってテーブルに何かを叩きつけた。コンドームだった。そうか、昨日泥酔していたから鍵を取り出すときにコンドームを落としたことに気がつかなかったんだ。
母親がコンドームをテーブルに叩きつける姿をみて僕はこう思った。「あ、めんこみたい」つまり、僕はいたって冷静だった。
「うん、それは俺がリュックに入れてるやつやな」
続けて言う。
「コンドームを家の前に落としたのは申し訳ない。けれど、コンドームを日ごろもってるのは大事なことだと思うよ」
あまりに僕が冷静なので、母親は「あれ、これ私がおかしいの?」みたいな雰囲気になり、ことは収まった。

今日も読んでくれてありがとう。コンドームひとつとってものこ心情のちがい、、、、お姉さん尊すぎるな、、、、、。ちなみに新宿のお姉さんは現在広島でゲストハウスを経営しています。よかったらご利用ください。

“お姉さんになりたい。” への6件の返信

  1. 質問です、そのお姉さんに恋愛感情をもつことはないんですか。それとも、その感情とは遠く離れた存在なのですか。

  2. 近いものがありますが、恋愛には発展しません。結婚の知らせで哀しくて泣くからきっと好きなんだろうなあ。

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