乾いたプレゼント

何でもない日に、プレゼントを贈ることができる男になりたい。いい男の条件はいろいろあるけれど、サプライズが上手な男はそのうちの一つだろう。突然だが僕は恋をしている(していた。と言った方が正しいかもしれない)今回はそんな話をしようと思う。つまり僕にはプレゼントを渡したい相手がいて、その人の喜ぶ顔が見たい。喜んでくれたら僕も嬉しい。そういうことだ。

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令和時代の憂鬱日記

令和最初の夏は暴走機関車のような熱気を帯びていた。今日は北海道が一番暑くて、沖縄が一番涼しいと天気予報士は告げている。何もかもあべこべだ。当たり前はもう通用しないらしい。僕が信じていた当たり前も、どうやらこの暑さで溶けてしまったようだ。小学生の頃、普通に大学を卒業して、普通に就職するものだと思っていた。だが22歳の春、僕はまだ大学にいた。

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世界が消えちゃうかもしれない

大変な事実を知ってしまった。世界が消滅するかもしれない。にわかには信じられないかもしれないけれど、落ち着いて聞いて欲しい。僕も聞いた時にはびっくりしたけど、今は落ち着いてる。それでたくさんの人に世界の裏側で起きている事実を知って欲しかったからここに記す。さっそくいこう。準備はいいかい?まずは落ち着いて深呼吸だ。

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シェアハウス奇譚

僕はシェアハウスに住んでいます。男女が別々で教育されていた戦前の人がシェアハウスなんてものを知ったら、竹槍でお尻を突かれ、小学校のグラウンドにジャガイモとともに頭から埋められてしまったでしょう。今でもそういうものに抵抗がある人もいるかもしれない。

でも安心してください。確かに男女混合で住んでいるのですが、テラスハウス的なイベントは一切発生しません。(ホントはそういうのも楽しみだったけれど)

住む場所が欲しい。それがたまたまシェアハウスでも大丈夫だった。シェアハウスにはそういう人が集まってきます。シェアハウスに住む人は奇人変人だと思われがちですが、案外そんなことはないです。この話の書き手はTHE普通人間、ちょりす氏。そんな僕がシェアハウスについてごちゃごちゃ書き殴ろうと思います。

僕がシェアハウスに住もうと思った理由はただ一つ単純明快、簡潔明瞭。それは費用対効果が高いから。うちのシェアハウスは一軒家なのでお風呂もキッチンも普通に広い! もちろんリビングもある。それでもって自分の部屋もそこそこ広くて、家賃も相場よりちょっと低め。これはかなり条件がいいのです。そしてなにより、不動産代理店とのめんどくさいやりとりもないし、敷金礼金といったお金もかかりません。

シェアハウスの宣伝みたいになっちゃってなんか違うなと思いつつ、自分がここに住みたかった理由一つ思い出しました。それは一人暮らしで寂しい思いはしたくないってこと。実は僕、今の住所に移るまで二回引っ越しています。しかも500mも離れていないところをうろうろと。最初は日当たりもよくてきれいだったので友達もたまに来てくれたのですが、二つ目のアパートは汚すぎて人を呼べませんでした。(もちろん怠け癖で掃除が嫌いなせいもあります)

人との繋がりは目には見えないのですが、命を守る命綱のようなものの気がします。その綱が誰とも繋がらなくなったとき、それは自分の首を絞めるロープとなるのです。幸い自分は親が悲しむと思って自殺はしませんでした。

急に自殺の話なんかすると思ってなかったよね!!!!ゴメンねメンヘラで!!!

自殺とか考えたことないから!!!

本当につらいのは目の前にある膨大な暇だから!!!

若いときの時間は大事に使いなよって言われても何をするにもやる気が起きないその心の弱さだから!!!!

エヘン。エヘン。取り乱して申し訳ございません。これからは紳士な語り口を心がけて参ります。もう少々お付き合いくださいませ。

その後、いろいろあって長野県のとあるホテルでリゾートバイトを始めるのですが、なにかしらの違和感を感じてしまい、2ヶ月で地元に帰ったのでございました。

志半ばで無念の想いを溜めた若干21ちょりす氏は両親に打ち明けるのです。

「俺、大学休学して演劇習うわ」

突然の意思表明に両親は絶句。しばしのあいだ沈黙が続きました。フランスでは会話が途切れて皆が沈黙することを、「天使が通る」といいますが、天使どころか加賀百万石の大名行列が通過したかのような沈黙でした。

その後、父親母親からの質問の雨嵐。僕が「卒業だけは絶対する!」と三回唱えたところで家族会議は終了。でも家はどうするんだ。実家から通うのは遠いので名古屋に住みたい。しかし、アパートを引き払っていた僕は戻る場所がない。そこで現代人の必須スキル、Googleで情報ディスカバリー能力を駆使して見つけたシェアハウスのTwitterアカウントに「見学に行きたいのですが」とDMを送るのでした。

その後、シェアハウスの管理人から「あなたは普通の人間!住んでよし!」と、許可をいただき、無事住み始めることになるのでした。めでたしめでたし。

ところが、、、

人と話すのが苦手で、部屋にこもりがち???

仲良くなろうと試みるもあえなく失敗???しまいには無視される日々???

同じ家に生活しても結局は人と仲良くなれない???自己嫌悪の日々???

の三つの体験を元にしつつ、シェアハウスでの実際の生活について書いていきたいと思います。

当方人見知りが激しくて一人の時間が大好き人間なので、気持ちが分かってくれる人がいればうれしいです。。。そうでない人も、こんな奴いるんだ。考えすぎだろワッハッハと笑ってやってください。それでは次回、お会いしましょう~!

第一の手記

説得力の無い人生を送ってきました。自分の人生について説明しようものなら、落合陽一のデジタルネイチャーのようにワケのワカラナイ文章になり、かといって中身は情報商材のようにペラペラで、Naverまとめに書いてあるのに2万円する、みたいな生き方をしてきました。

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毎朝口座に86400ドル振り込まれるけど、その日のうちにその残高は0になる、みたいな話はしません

今週はすごく忙しかった。9時から17時までバイトで、18時から21時まで演劇の稽古。その後、23時から翌朝5時までバイトなんて日もあった。体調を崩しそうだ。何ならすでに崩した。喉が痛くて咳が止まらない。まだ若いから大丈夫だと思っていたけど身体は正直だ。今日からちゃんと寝ます。

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宝を探しに本山へ

僕の住んでいる場所は大学が近いこともあってか、いい古本屋さんに恵まれている。本山駅の六番出口を右に曲がって少し歩き、レンガの階段を下に降りると、要塞みたいな本屋さんがある。それがシマウマ書房だ。その古本屋さんにこの土日に2回行った。

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ちょりすです。ぼくのダーリンに仲間入りしました。

はじめまして。ちょりすと申します。なんだかオシャレなWebメディアに突然ジョインすることになって、借りてきた猫のように委縮しております。

裁判所よりも前例を大切にするワタクシが記事を書くときは、だいたい他の人の書いた記事を拝見させていただくのですが、同じような記事が見当たりませんでした。なので「すこしのことにも、先達はあらまほしきことなり」って兼好法師も言ってたけど、たまには自由に書いてもいいよね。 “ちょりすです。ぼくのダーリンに仲間入りしました。” の続きを読む