ジルベスターはまだまだ先ですし、N響が始まるまでももう少し時間があるから、何か書こうかなあ、なんて考えている大晦日です。
N響はまあ、毎年のご恒例の第九、ジルベスター(東フィル)は第九もやるけど、メインはアイーダの凱旋行進曲らしい。サッカーの時のでおなじみのあの曲です。わくわく。今年はコーラス隊付が流行ってんのかな。
アイーダを演奏する時、トランペットはあのクソ有名なメロディをアイーダトランペットっていう王様の横で吹いてそうな、ながーいラッパで、バルコニーで吹くんですけど、もう、めちゃめちゃにかっこいいんだよ、これ。凱旋行進曲の名にふさわしいカッコよさ。
紅白はいつもは見ないけれど、今年は椎名林檎と宮本浩次がコラボしてるやつ歌うらしいから、その時間だけ見なくっちゃと思っている。林檎姐さんマジかっこいい、、、。ミヤジもめっちゃ好きやねん、、、。しんどい。
お昼は、昔絵を習っていた先生の家で、キャンバスを張るのを手伝ってきました。キャンバスを張る時、湿度が高い雨の日がいいんですが、ここ数日の快晴続きで湿度は20%とかだし、もうストック無くなるから、ということで、部屋の中で加湿器をガンガンにかけて、そこそこでかい20号キャンバスにひたすら布を張る、という作業でした。暑かった。
先生にはバイト代として、2019年クロードモネカレンダーをもらっちゃいました、やったあ~。モネは、私が昔、「色味が好きですね」とかふんわりした感想を述べただけなのに、なぜか先生の中で、モネの好きな子として覚えられており(実際好きだけど)、今日も最近、モネの絵見た?という話題で2時間ほどお茶してしまった、、。
こう振り返ってみると、割と幸せな大晦日を過ごしているなあと思うわけです。今私は看護学生をやっているのですが、病棟の看護師さんって大晦日でも普通に働いてる。私も再来年の今頃は家でぬくぬくできないかも。看護師に限らず、コンビニの店員さんとか、タクシードライバーとか、警察官とか、年賀状の配達してる人とか、考えだすと大晦日を大晦日っぽく過ごしていない人たちだってたくさんいる。だけど、家でこたつに入ってボケーっとしていると、みんなゆっくりしていて今年も平和だったなあなんて、勝手に考えてしまう。
「年末年始も仕事です」っていう話を聞くと、「かわいそう」とか、「ブラックかよ」とか他人事みたいに反応してしまうけど、暖房の利いた部屋でのんびりして、テレビを見て、24時を秒単位で待ち遠しく思えるのは、世の中の動きが全部ストップしないようにこのクソ寒いなか働いている人がいるからなんだって、つい忘れてしまう。そういう人がいなかったら、大晦日にぬくぬくできる人は一人も存在しないわけですもんね。
「お体お気をつけて。本当にお疲れ様です。」こんな風に休暇中の人間から言われてもつらさが増すだけかもしれないけれど、心の中で感謝するだけでも、もしかしたらもうちょっと優しい世界になるんじゃないかなあなんて思います。別に、世の中が賑やかなのに働かなければならない環境って、年末年始だけではないけれど、一番そういう人に感謝しなきゃなっていうことを忘れてしまうのは、この時期な気がする。お祝いお祝い言う前に、ありがとうの気持ちを持っていたいと思うなあ。
そして、「良いお年を」。この言葉が、いま一番つらい人のためにあるといいなと心から思います。いまのんびりしている人たちの幸せな分と同じかそれ以上に、大晦日も必死で生きているすべての人が報われるように「良いお年を」といいたいと思います。
風邪ひかないようにあったかくしてね、おつかれさまです、良いお年を。
それから、悲熊さんに良いことがありますように。
ではまた来年。
よろしい
教授、それは限りなく不可にちかい可みたいなニュアンスの4文字ですね
モネの絵はわたしも大好きです。蓮が描かれた池が特に。
ところでキャンパスを張るのは湿度が高くないとできないんですか?
そうなんです。乾燥してる時にしっかり張っても、湿気でたわむので載せた絵の具が割れてしまうんですよね。
モネって、メガネをしないで見るときか、目を細めて見るとめちゃくちゃ鮮明な景色が見えて好きです。