ポテトを頼んだらついてきたケチャップ。
彼女はスケッチブックを広げて、真新しいページにぶちまけた。
こんもりと盛られたケチャップを、彼女は人差し指で広げはじめる。
のを、ぼくはポテトを食べながら見ている。もう一個ケチャップもらおうかなあ。とか考えながら。
彼女の人差し指が紙の上を這うと、ケチャップは左右に割れて、空間がうまれた。
彼女はケチャップと紙でなにかを生み出すことができる。
ぼくにはできないことが、彼女にはできる。
彼女にできないことが、ぼくにはできる。
たぶん。
できたら、そうありたいなあ。と彼女はぼくに思わせることもできる。
まいった。
深夜眠れないよしだのポエム、、、きもい、、