もうなにもしたくない。というのは、文字通りなにもしたくない。茨木のり子は何物にも寄りかかりたくないと言うが、僕の場合はもう動きたくもない。寄りかかれるものがあるのならよりかかりたい。
原因は特に予定がないことだろう。正月はほとんどやることがない。それは社会的に、なぜか正月には仕事をするべきではないという風潮ゆえだろう。お正月のやることのなさが僕は嫌いだ。やることがないことがそんなに尊いのだろうか。やることがないのなら、僕は寝るようにしている。前にすこし話したことがあるが、僕は時間さえあればすべて睡眠にふっているのだ。だから最近10時間くらいは平気で寝ている。親はそれをめっちゃ陰で怒っている。僕がいない昼食時に「あいつはもう終わりだ」「よしだ家の恥」みたいな話をしているのを、僕はいつも自分の寝室で聴いている。ゆえに、「絶対に起きてやんないもんね!いちびっちゃうもんね!」ということになり、ますます睡眠時間が伸びていくのである。
なんの話をしているのだ。そうだ、もう何もしたくない。ただ、人に誘われたら全力で応えようと思う。鍋の蓋を持ち上げることができないくらい熱いものが苦手だが、お餅つきに誘われたら喜んで飛んでいく、やけどを負いながら、無限に熱い餅を触り続けることができると思う。よしだはそういうところがある。わかるなあ。
今日も読んでくれてありがとう。こんな感じの文章がなんだかんだ好きです。
わかる