色鉛筆と水彩画

たまにはどう?絵の紹介なんてのも。

20代のある時突然、描き始めた。それまで自分には絵の才能なんてないと思い込んでいたけれど、描いてみれば案外楽しいものだ。いや、楽しくない時間が大部分かもしれない。結構苦心するというか、「こんなのどうやって描くのよ」って毎回頭を悩ませている。手が止まる。進まないのが何より嫌でまた筆を取る。
迷いとか試行錯誤の跡は上から塗り重ねられてほとんどわからなくなっているかもしれないが、実はそれこそが絵を描く意味なのではないかなと思う。また同じ構図、同じ題材で描いたとしても、二度と同じようには描けないだろう。描き始めた時の私と、描き上げた後の私はもう違っている。ひとつ絵を描くごとに上手くなっていくはずだ。

オレンジ色の絵

どちらかというと絵の具の方が好きだ。色鉛筆よりも発色がいい。ひと塗りしただけでくっきり鮮やかな色が現れる。

迷える羊

何よりも、白い紙の上にすいすい筆を走らせる時の気分の良さと言ったら!
1時間か2時間くらい、集中力が途切れる前にさらさらっと描けてしまう。「今日はここまで」と何日かにまたがって仕上げてもいいんだけど、勢いが大切な時ってあるじゃん?

ヌートリア

水彩絵の具なので色を混ぜて理想の色を作り出していく過程が面白い。
塗り重ねることのできる点も水彩絵の具の利点だと思う。絵の具で塗るのは遊んでいる感覚に近い。上手く描くことよりも、この色とこの色を混ぜたらどうなるんだろう、っていう実験に夢中になる。

窓辺のレモン

影の色にこだわる。暗い部分と明るい部分の対比が像を浮かび上がらせる。
美しい風景には必ず、温かな光とほっとする影が含まれる。その色は黒ではない。青、青緑、紫。

色の選び方は水彩画も色鉛筆も同じかもしれない。

クッキー屋さん

色鉛筆は細かい作業に適している。鳥の羽の繊細な模様や瓶に詰められたクッキーなんていうものを筆で描こうと思ったらよっぽどコントロールが上手くないと失敗する。

ジョウビタキ

ちまちま塗っていくのは性に合わない。途中で嫌になってきて雑に塗りがち。特に面積の広い部分をひたすら塗りつぶしていくのは色鉛筆には不向き。

でもこの、ふわっとした感じは色鉛筆ならではだよね。

色の塗り方には自信があるんだけど、構図とか遠近法みたいな物の捉え方的なところがまだまだ足りてないなと思う。小鳥1羽、ヌートリアどーん、みたいな絵なら問題ないが、奥行きのある絵が上手く描けないんだ。消失点を意識してみるといいんじゃないか。今まで何となくで描いてきたけど、ちゃんと勉強したいなあ。
人物を描くのも難しい。下書きが雑なのもあるかもしれない。描き上がった時、不自然な部分が出てきてしまう。本当に上手な人は鉛筆で毎日デッサンとかして腕を磨いていくのだろうけど、私はそういう努力を何もしてこなかった。てことは、努力すれば上手くなれるかもしれない。

トイレ

どんな絵を描きたいだろう、と常に考えながら日々を送っている。私の中で、何を描くかは結構大切なことだ。どの絵も何かしら理由があって描きたい気持ちになる。
やるからには自分の納得のいくものを、と思う。何を描いても納得いくようにはまだ描けなくて、また次の絵に挑戦する。そうやってずっと描き続けていたいな。
面白いものを描きたい。誰もこんな絵を描かないよ、っていう絵を。
誰も知らない、けれど私にとって大切だと思う何かを紙の上で表現したい。
白い紙の上で今日も新しい色を見つけたい。それが誰かにとっての「新鮮」となったら素敵だなと思う。

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