東京人の仲間入り

2019年1月17日、ななこは念願の「東京で乗り換えナビを見ずに電車の乗り換えをする」を成功させました。

湘南新宿ラインなら新宿いくやろ、という軽率な予想を見事に的中させました。やったー、これで東京人の仲間入りだ！

なんで人間は、というか東京人以外の日本国民は東京に憧れの念を抱くんでしょうね。昨日は本郷三丁目にある『かねやす』っていうひらがなが大きくかかれたシャッターを見に行きました。

「本郷もかねやすまでは江戸の内」

っていう川柳にあるように、かねやすは江戸の端だったんですよ。やばい、昔の人はかねやすっていう文字を見たら「みてみて！おれ、江戸の境界線跨いでるぜ！」って自慢したのかもしれない。きゃー、エモい。

わたしは東京が好きです。満員電車にどえらい人混み、ジャングルのようなビル群、歩道のあちこちに染み込んだゲロたち。それらすべてが美しいと思う。

アレキサンダー大王がアレキサンドリア都市をつくって、人種融合を実現させようとしたようにね。話が飛躍してるね。

アレキサンダーは「ペルシャ人の生活めっちゃエモくね」(超訳)って思ってペルシャの風習を馴染みのない人たちにも強制したらしい。これが人種融合失敗の原因でもあるんだけれど、わかるなあ。

スクランブル交差点とか、満員電車とか、人がいっばいいるところでは「自分とまったく同じことを同時に考えている人なんてひとりもいないんだろうなあ」なんて考えながら人肌の熱で温まるのが好きだ。インフルエンザのウイルスももらっちゃう。

あ、いま目の前に立つお姉さんと目が合った。「あなたの人生にエキストラ出演できてとても光栄です。」なんて心のうちで言ってみた。