よしだの弟を紹介します(与えることについて)

 

こんにちは。よしだじゅんやです。

明らかに酒が弱くなっている。正月はなにかにつけてお酒をすすめられるので、まあ飲むのだけれど、もうその時点で本日はターンエンドということになる。現在は親戚の集まりの宴会で死ぬほど日本酒を飲まされたあと一時間くらい爆睡して、めっちゃでかい部屋の隅の方でこそこそと文章を書いている。本当に心からほめてほしいし、頭が重すぎるから誰かに膝枕をしてもらいたい。と言っていたら、いいところに弟がいたので弟の膝を枕代わりにした。弟は寡黙だが、なんだかんだ喜んでいるのだろう(と思っている)弟がハチャメチャにかわいい。

さて、そうだな、弟の話をしようか。

弟は現在山口大学の一年生で下宿をしている。弟は意志が弱いというか、かたくなに自分の意志を口に出さない人間なので、親たちは弟が一人暮らしをするのをかなり心配した。あと一人暮らしをしている僕が明らかに遊び散らかしてるのを見ていっそう心配したのかもしれない。ごめん、弟。

まあ、想像通り、弟は普通にうまくやっている。僕が今年の8月に弟のことが心配すぎて会いにいったら。こんな感じだった。


まじで吉田家はもう終わりだという気持ちになった。しかし、彼が本気でパルクールの練習をしている姿をみて真剣に応援したくなった。

僕の地元にトランポリンの施設ができた。半年以上前に神宮寺に教えてもらって二人で遊びにいったこともある(神宮寺がトランポリンに遊んでもらっている動画がたくさんあるのでほしい人は言ってください)家に帰ってきた弟にパルクールの調子はどうかと訊くと、彼は伏し目がちにぽつぽつと語った。山口には練習する施設がなければ、指導をする人もいないから、お金をためて広島のジムまで通っているそうだ。だったら、ということで今日は近所のトランポリン施設に連れていったのである。本人はバック宙の本格的な練習がしたいらしく、それくらいだったらできそうだなあと判断したのだ。

ということで弟をつれていくと、弟は入念な準備体操をして黙々と練習を始めた。新年なので、施設の中はファミリー層のお客でいっぱいだった。「わーお父さん、たかいよ!たかい!」とかいってる小学生の隣で、鬼みたいな形相で練習してるの面白かった。僕が試しにバック宙をしてみたら頭から着地してしまい、首とあばらがバラバラになったので終始カメラ係に専念していました。

開始数分の弟

1時間後

すごくない?カメラで撮っているからわかるのだけれど、本当に成長が早い。弟は何も言わずにただバック宙を繰り返しているだけなのだけれど、ああ、踏切のタイミング覚えたなあとか、ピークに達したときに足を抱え込むのを覚えたんだなあとか、彼の動作をみているとそれが本当によくわかる。筋がある人が正しい努力をするとこんな速度感で成長するのだあと感心してしまった。これはどんなにお金をもっていても、施設に恵まれていたとしても、神宮寺と来るだけでは味わうことができない感動だった。

これをみて思うのは、誰かのためにただ何かを与えるという行為は、気持ちがいいし僕的にはメリットが多いということでした。例えば、僕は生活力が乏しければ才能のかけらも持ち合わせていないオタクなので、ほぼ一方的に与えられるばかりなのです。与えてもらうことは本当にありがたいし嬉しいのだけれど、僕はもらったばっかでいいのかと自分を責めてしまうことがあります。つまり、ギブとテイクが釣り合っていなきことに責任を感じてしまうわけです。

不思議なんだけど、ほとんどの人が見返りを求めないんだよ。これはあまりにも吉田がみすぼらしいからためらってんのかなあと思ってたけれど、今回の一件もあってちょっとわかってきました。たぶん、「与えるという行為自体に快感が伴う」のだなあ。これは間違いないと思う。プレゼントをあげる人って、あげることで満足してるとこありますよね。

ということがうすうすわかってきたので、本年はどや顔で人からギブされまくったろうかなあと考えております。お姉さんにも甘えまくりたいしね。深夜に「もう、やだ。。。」とかLINE送り付けたい。

今日も読んでくれてありがとう。というのは冗談で、本年は与えることの喜びをより深く知りたいなあと思います。そのために強くなりたい。バック宙もできるようになりたいし、さぼりがちな筋トレも再開しないとね、、、、

“よしだの弟を紹介します(与えることについて)” への2件の返信

  1. 人に愛されるか、人を愛するのはどちらの方が幸せなのかって考えたけど、人を愛する人生の方が楽しいなと思うようになってきた。

    あんまり有名じゃないけどヘルマンヘッセのアウグトゥトスって作品もそんな感じのテーマを扱ってる。

  2. 神宮寺はそっちぽいですよね。というか愛するのって自分次第なのでらくっちゃ楽でうよね。
    ヘルマンヘッセは中学のころに車輪の下を読んだ以来だなあ。おもろいですか?

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