その身にカミナリが落ちるまで

カミナリって、「千載一遇」という感じがする。

自分の身に落ちてきたらそんなこと言ってられないだろうけど、ありえないような確率なのだから、掴むことができたらむしろ幸運だ。
写真に撮った時、これでカミナリの正体を掴んだ!と確信した。
画面に写る光の束。
変な感じだ。空はおかしな色をしている。ぴかぴか。

もう夏が終わる。
5月の終わりに芽を出したアボカドはすくすくと育った。8月に植え替えをした。もっと大きい植木鉢が必要だろうか。
やらなくてはいけないことをサボらずにやってきた。毎日1単語。ジョギングと筋トレも。暑ければ暑いほど、いい。その分鍛えられる。
いくつか本を読んだ。HUNTER×HUNTERも、36巻目まで読み終えた。2回は読み返した。そうしないとちゃんと理解できないくらい、内容がぎっしりしている漫画。

頑張った分の報いは必ずやってくる。
今日は洗濯したくないなーとか、お皿洗うのも面倒だなとか、ご飯作らないでいいや、って。9月からは定時に帰るぞ!と意気込んではいるけれど、定時に帰るためにもエネルギーがいる。
いったい何に対して、私は闘っているのだろう。終わらない毎日にか。自分自身にか。
いつか身体中から全ての力が失われる時、二度と目を覚まさないくらい深い眠りにつきたいものだと思う。それは夏の終わりにやってくる気がする。

なんだか空っぽな気持ちになるんだ。
夏って、こんなに頑張らなくてはいけない季節だったか。そんなことない。誰も私に頑張れなんて言わない。忙しくもない。好きなように自由に暮らしていたはずだった。ただもう暑さにはまいった。
今日は掃除をするけれど、明日は何もしない。

カミナリを描くとしたら、どうしたらいいんだろう。決して掴めない、vivid impression。世界の色を塗り替えてしまうような、そんな絵を描いてみたいものだと思う。

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