行き場をなくした言葉たち

バナナケーキたくさん持って行っちゃったけど、迷惑じゃなかったか心配してた。でもなくなるのがもったいないって言ってくれるくらいなら、よかったな。

手書きとPCとスマホなら、スマホで書くのがいい。文章が思い浮かんだらすぐに文字にしたい。頭から逃げていかないうちに。
でもロシア語で書くときは手書きがいい。ロシア語キーボードにまだ慣れていないから。

昭和生まれって意外ですね。もっと年が近いのかと思っていました。

このハンバーグ、里芋だったんだね!肉かと思って恐る恐る食べてみたら、しそ入りでとってもおいしかった。

「服従する主体でかつ、・・・」ここのところ授業で聞き逃してしまったんだけど、一体何と言っていんだろう。

一緒に帰れて嬉しかったよ。

今日私は、一体いくつの言葉を言わないまま見送ってしまったんだろう。
本当に本当に些細なことなんだけど、些細なことだから、後から言うのが難しいね。
いくつかはまだ間に合うような気がする。でもいくつかは永遠に言う時を逃してしまったかと思うとちょっと悲しい。

昔から私はそうだったんだ。ワンテンポ遅れてるね、って言われてきた。
言葉が形になるまでに時間がかかるんだ。
もしくは言うのにちょっぴり勇気を必要とするのかもしれない。ずっと口を閉ざしていた人が、ほかのみんなと同じように自分もしゃべってもいいのだろうかと躊躇するように。

言おうか言うまいか迷っているうちに、私の喉の奥で言葉はいつのまにか忘れられていく。
一体どこへ消えるのだろう、行き場をなくした言葉たちは。

「聞いてきました!って言ったら、落としてる」
バイト先でのことだ。もらったクッキーの袋を開けようとしたタイミングで話しかけられて、私はクッキーを取り落とした。
それだけのことなのに、ぱっと言葉で捉えられて、思わず笑っちゃったんだよね。
ちなみにクッキーはまだ袋の中だったので無事だった。

「いまね、毛布にほこりがひっかかってて」母が私に話しかけてくる。「レモンの鼻息で揺れてる」
母と私は一緒に笑い出す。
「これをみるとね、あぁ生きているんだなって思う。それだけ。ごめんね、邪魔して」

言葉は瞬間を捕まえる。
意味のない言葉はその一瞬だけ生きていられる。

どうでもいいような一言一言が、今日はなんだか尊いものに感じられる。
邪魔だなんてそんなことないよ。どうでもいいことを言い合えるって幸せだなぁ。
一日経てば記憶にも残らないようなたわいないやりとりだけど、ほんのひとときでもこの言葉を噛み締めていたい。

やっぱり、今から言っても間に合うかな。
今日一緒に帰れて嬉しかったよ。

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