右目が痛い。はてしなく痛い。
先日四日間東京にいってきたのですが、めんどくさかったので、コンタクトレンズをつけっぱなしにして生活をしていました。家に帰り、コンタクトレンズを恐る恐る眼球からはがしてみると、「バリっ」っていう破裂音、は聞こえなかったけれど、人体から何かが切り離された感覚がありました。けれど、たいしていたくないし問題ないじゃんと胸をなでおろし、翌日なにもきにせずコンタクトをはめると、謎の違和感がある。違和感を無視してデスクで作業をしているとだんだん目がじんじんと熱を帯びている実感が出てきた。そして退社するときには目がはれて、涙が止まら無くなった。現在僕の眼球は真っ赤に充血をし、瞼が半分閉じた状態になっています。
昨日の夜から、今日の朝まで三段階の変化があったので、ここに書いてみよう。
1、帰宅してまだコンタクトをつけている状態。
生活圏内で特にししょうはないが、事件は夕食のときにおこった。スープを口元に運ぶじゃないですか。そしたらね、目がめっちゃ痛いんよ。目がしみるという痛さではなくて、「まぶしい」が過剰すぎて光に刺されているような感覚になった。スープをある距離まで近づけると、突如我慢できない目が痛くなる。器に口をつけるまで近くなるともう目を閉じていないと激痛で死にそうになる。ダウンライトの光がスープの表面で反射している。近づけば近づくほど光が分散していないので、僕の眼球に入る光量は多くなるのだ。
これが個人的にめっちゃ面白かった。「わい、ドラキュラかよ笑」とかいっていろんなものを顔に近づけてみた。スマホはそこまで痛くない。スープは痛い。本は、痛くないんだよねえ。おそらく紙の表面がごつごつしてるから乱反射してるんだろうね。そんなことを考えていたら興味深くて楽しかった。
2、吉田、コンタクトをはずす。
激痛が走った。断裂した痛みではない。光が目を刺す痛みである。つまり、コンタクトレンズを外した眼球は、室内の光量でも許容できないほど脆弱な状態だったのだ。部屋が明るい!!!!死ぬ!!!と右目を掌で覆って自室に戻る。そして布団に潜り込んで部屋のあかりを消してぎゅっと目を瞑った。痛みが和らいで、これならよさそうだぞと布団からはい出し、スマートホンを取り出し、日課のyoutube鑑賞をしようと電源を入れた。したら死んだ。まじで死ぬかと思った。爆弾を眼球に投げ込まれたのかと思った。コンタクトつけていたときはなんともなかったスマートフォンの灯りを僕はたえることができなくなっていた。けど、まだ僕はそんな状況下を楽しんでいた。「やべえスマホ見れないよ俺!アラームかけれねえ笑」とかクスクス笑っていた。仕方ないから、もう寝ようと決め、僕は目を閉じた。
3、深夜に起きてからの地獄
僕は違和感を感じて目を覚ました。もちろん右目の刺すような痛みである。部屋の明かりはほとんど消しているのに、まだ痛いのである。僕は普段豆電球?っていうのかないちばんくらい暖色の明かりをつけてねるのだけれど、もしやこれか?と思い電気をきると、目の痛みは治まってしまった。よかったと一息ついた後に、恐怖を感じたのだ。「え、俺あんな小さな灯りに耐えられなくなってるの」という実感がじわじわとわいてきたのだ。これはやばいかもしれんねえ。と楽観的に構えていたら、突如強烈な尿意に襲われた。やばいトイレ行きたい。けれど、トイレに行くまでの通路はガンガンに電気がついているのである。え、やばくない?僕死なない?と布団にくるまって自問自答を繰り返した。結果僕が出した答えは「僕は天才だから大丈夫」だった。
恐る恐るドアノブに手をかけ、えいやと外に飛び出した。条件反射ってあるじゃん。脊椎でUターンして帰ってくるやつ。みんな条件反射で目を抑えたことってある?僕はある。あの時本気で死ぬかと思った。扉を出た瞬間にハンマーで眼球を殴られたかと思った。僕は言葉も失ってその場に倒れてしまった。目を抑えると、ずいぶんマシになるのだけれど、なぜかまだ刺すような痛みが続く。「あれ、光って物質を透過したっけ」「たしか中性子は透過したよな」とか考えていたら、その場で息絶えてしまった。吉田の死因はドラキュラと同じだった。まさか僕がドラキュラになるとは思わなかった。人生は不思議だ。
今日も読んでくれてありがとう。朝目を覚ますと、ずいぶんよくなっていました。ぜんぜんまぶしくない。よかったあ。
目、大事にしてくださいね!
やだ!
大事にしてください
グッバイ内皮細胞…南無…