コンパルで面談をしました。

疲れていると本当にまともな文章を書けない。無駄に頭が膨らんで、最後に結論をせかしてしりすぼみになるのだ。「理性と感情1」みたいな文章がまさにそう。今日はなるべくはやく本題にはいるぞ。(とりあえず1000字かいた駄文を捨てた)

昨日名古屋に出張で来てくれた人事と名古屋駅のコンパルで面談をしました。まあ、ラフな感じで僕はポークカツサンド、彼女はエビフライサンドを食べながらぽつぽつと話をした。分煙という価値観から取り残されたコンパルは、およそ面談には不向きな感じがしたけれど、今思い返すとなかなかよかったなあと思っています。

で、どんな話をしていたかといいますと、初めましての会話を終えた30分後には「最近いつセックスしたか」とか「めっちゃ気持ちいセルフプレジャーの方法」とかくっそ貞操の薄い話をしていました。本当に面白い方だったんだよな。ついつい、お互い話しすぎてしまっていた。

彼女からの質問はだいたい「メンヘラの彼女の扱い方は」とか「私のメンヘラ度合なんぼやねん」とか実際的なものだったのだけれど、たまに思い出したようにまじめな顔をして「言われてうれしい言葉はなんですか」「あなたの正しさはなんですか」みたいな観念的な質問をした。これは、人事としての質問なのか、彼女自身の質問なのかよく考えてみた。おそらく後者なのだろうな。と判断し、僕は自分の中でもっとも誠実な回答を心がけた。彼女の観念的な質問の中にこんなものがあった。

「よしだ君は嘘をつきますか」

僕は一切迷わずに「つきます」と答えた。彼女は黙って次の言葉を待っていたので僕はこのような話をした。

「例えば、仲間が投稿用の原稿を僕に送ってきます。その中には「ひどいなあ」というものもあります。もっと構造をシンプルにしたり、漢字の割合を考えたり、内容についてのブラッシュアップをしたり改良の余地が残されているということです。ただ僕は「良かった」と嘘をつくようにしています。なぜならそれを、彼らが必要としているからです。長期的にみて良い文章を書いてもらうことが目的です。僕は身近なものに嘘をつくことがより正しいときがあると信じています」

彼女はとっても満足そうな顔をしていたなあ。その顔をみて、彼女が人事として質問をしたのか、彼女自身の哲学体系なのかわからなくなってしまった。まあ、いいや昨日のどこを切りとっても楽しかったんだしね。というか俺いいこう言うよなあ。

さて、お互いの手元にサンドイッチがなくなり、ふっと時計を確認すると二時間近く話し続けていたことが分かった。彼女は座りながらぐっと背伸びをした。そして思い出したように「えっと、会社の話、しますか?」と尋ねた。本当にさっぱりとして心地のいい人なんだよ。僕は「また今度でいいんじゃなーい」とへらへら笑いながら答えた。

最後に質問はありますか。と面接でお決まりの質問を彼女はした。もうこの時間も終わりなのだ。
「はい!あります!」
「はい、そこのヨシダ君。なんでしょう」
「大島さんは文章を書かれますか。とっても個人的なものでもいいんです」
「文章?メモ帳によく書いてるよ。タイトルの一覧をみるとね、おどろおどろしいよ笑」
「いいじゃないですか。よかったら文章を書いてみませんか」

今日も読んでくれてありがとう。ぼくのダーリンのメンバーはなぜか静岡より西に偏っています。現在「東採用」を積極的に行っています。

 

 

“コンパルで面談をしました。” への4件の返信

  1. 吉田くんの言い分はさっぱり理解ができないときもあるけど、おもしろいなあっていつもおもってるよ。「わからない」っていう感覚がいい。

  2. これからさ、よしだの言い分がわかったかわからなかったかをコメントしてもらおうかな。管理者権限を発動。

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