ボルシチ

街を歩くとキリル文字が飛び込んでくる。
аптека, парикмахерская, кафе, улица Светланская….

周りを歩くのはロシア人。スーツを着ている人なんかひとりもいない。にんじん色のコートににんじん色に染めた髪の人を見かけても何も変な感じはしない。

ロシアに帰ってきた!

現在私は体調の悪さに見舞われている。
それはロシアに来たせいではないよ。はっきり行っておく。日本にいた時から頭痛や熱っぽさやお腹の気持ち悪さがあった。
ロシアに行く!と、夢中で駆けずり回っているときは具合の悪さを忘れてしまっていたんだ。

今日はずっと寝て過ごした。友達は海洋水族館を見に出かけた。私は実はウラジオストクに来るのは2度目。海洋水族館は前に一度行ったから今回は行かないと言った。
たとえ行きたくても無理だったと思う。

「食堂に行ってなにか食べてこよう」
「キッチンで紅茶でも入れて飲もう」
うとうとしながら何度もそう思うんだけど体が動かない。

14:00になってなんとか起き上がることに成功した。窓の外ではちょっと雪が降っている。
顔を洗って、マフラーとコートを着こむ。帽子と手袋もしっかり身につけて外へ出かけた。

雪はみぞれ混じりで、道に水たまりを作っていた。
誰も傘をささない。すぐに乾いてしまうから。

近所の食堂でボルシチを食べた。

向かいの席で食べていたおじさんのお盆は、ビーフストロガノフとサラダとスープとパンで山盛り。ぼんやり眺めているうちに、あっという間に食べ終わってしまった。
本当だったら私も黒パンとサラダを2種類くらい取りたいところだけど、今日はただ一杯のボルシチをひと匙ひと匙あじわって食べる。

ビーツの赤色のスープは記憶にあるより少々塩が効いていた。細く切られた玉ねぎとビーツ、じゃがいもが入っている。ウクロップと胡椒の香り。
神様の作ったスープみたい。生き返る!

時間はたくさんある。
のんびり過ごそう。たくさん眠ろう。
元気が出たら特に行き先を決めないで通りをぶらぶら歩きたい。小説も書き進めていこう。

“ボルシチ” への2件の返信

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