10 июня

今日、実習の記録の最後のページを書き終え、紐でとじた。全てがきちんと終わった感じがする。

明日は、6月10日。
десятого июня

偶然にも、
10ヶ月間の留学を終えてクラスノヤルスクを発ったあの日から、ちょうど2年目だ。

実習の終わりと、2年前の留学の終わりが重なり合う。
この気持ちをなんて言い表したらいいだろう。

寂寥感と達成感。

開放感、同時に、離れがたさ。

日々を過ごすうちに、いつしか私はそこを居場所と感じるようになっていた。まだ終わらないでくれたらいいのに。
後ろ髪引かれても、前を向いて行かなければならない。そういう時がある。
私は再び大学やバイトに戻って行く。そこが、私の戻るべき場所。私のやるべきことはそこにある。

明日から新しい週が始まり、つつがなく毎日が過ぎて行くのだろう。

とりあえず、
新しい消しゴムを買った。
毎日せっせと記録を書くうちに消しゴムがみんなカスになってしまったから。

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