我関せずな分野を持つ。

 

電車が50分間の遅れだそうだ。僕は電光掲示板の表示を確認するとすぐに駅から出た。そして駅のタリーズに入った。しかたないからダーリンを書くことにした。本当は早く帰ってジムに行く予定だったのになあ。南無。

もともと機械音痴な人間なので、テック系のことをしていると破壊的に前に進まなくなったりする。根本的に体がうけつけなかったり、深刻なエラーが出てどうしようもなくなったりするのだ。はたして僕は情報学部なんて学部に入ったのは正解だったのだろうか。たぶん、半分正解で半分は間違いだった。

「情報を応用的に扱うことに魅力を感じない」というのは深刻で、僕は大学一年の前期にC言語の授業を受けて「これは僕のための学問じゃないな」と即判断した。別に言語なので学問でもなんでもないんだけど、初めて扱う言語が静的で堅苦しかったので拒否反応がでてしまったのだろう。今はわりと感覚的なスクリプト言語を使っているので何とかこらえている。まあ、そもそも僕にはあっていなかったという点では間違いだった。

正解だった理由は、僕が大学に期待していたものはちゃんと満たされたからだ。僕ははなから勉強がしたくて大学にはいったわけではない。僕が情報学部を選んだのは「理系科目の勉強から離れて多ジャンルの学問に触れたかった」からだ。その点情報学部は素晴らしかったと思う。文理融合の学部であることに加えて、専攻分野もはちゃめちゃに広かったので、学部のなかで遊んでいるだけで面白い人に出会えたし、気分で哲学とかデザインの講義を履修することができた。僕の知的好奇心は十分に満たされていたし、リベラルアーツは、、、ちゃんと学んでるんじゃないかな、、、?と思いたい。

僕の同期はいま院生ではちゃめちゃに研究している。あれ、すごいよなあ。尊敬する。間違いなく企業は彼らを採用したい。学部から院まで6年間階段式に勉強できるひとは強すぎる。小学校からの義務教育を加味して考えると、修行僧が信仰心をもって階段を上っている姿を思い浮かべる。僕はというと、たまに階段に座って団子を食べていたと思うと、気合をいれてダッシュしたり、最終的には階段から外れて女の子と遊んでるみたいな人生だった。それと比べたらちゃんと階段上り続けている人すごすぎると思うのだ。実際僕は階段上りびととの会話が一番好きだ。僕は話さえ聞けたらいいと思うのだ、賄い飯を食べさせていただければ、僕はたのしく生きていけるので。

よしよし、意義が出てきたな。階段の外を自ら選んだ人が、階段を上る人に声をかけるのはとっても強い。つまり、我関せずな人は正直無敵状態なのだ。それは多くの場合、よろしくないことだと思うが、自分の好奇心をみたすのには最高だったりする。僕は、「学問」を我関せずなものに選んだのだ。理由は簡単でぼくの幸福度合が増すからである。

今日も読んでくれてありがとう。なんだっていい。音楽でも、学問でも、料理でも。あえて身を引けば簡単に最強になれる。ひとつくらい我関せずな分野があると楽しいよ。

“我関せずな分野を持つ。” への7件の返信

    1. マジレスするとこの魚、かなり面白いです。
      一部の研究者はこの魚を脳を調べるための実験動物として採用してる人もいるくらいです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。