ハゲについての話をします。

今日はまったく意義のない文章を書く。もし今日の文章に意義があるとすれば、それは「意義の含まれない文章」ということだろう。さあ、いこう。

最近髪の毛のことばかり考えている。去年の夏、美容院の帰りに美容師がおそるおそる僕に近づいてきた。そして「これを毎晩つけな」と円柱状のものを手渡した。なんだろう、ワックスかなあとあたりをつけてラベルを確認すると、そこにはしっかりと「育毛剤」と書かれていた。この話は2017年の鉄板の笑い話になった。twitterに載せると小銭のようなファボが稼げたし、初めて会話をする人との距離を縮めるのにとても良い役割を果たした。まじでハゲの乱用である。

僕のような小心者がこれだけ自分を自虐することができたのには理由がある。それは「またまたあ、お前はふさふさじゃん」とみんなが必ずフォローをしてくれたからだ。どうみても禿げてはいない男が、育毛剤を手渡された。何事も間違いはおこるのだなあ。ガッテン。これが幸せな笑いの構造だった。

でね、最近、まーじで抜け毛がすごい。そして明らかにつむじのあたりが薄くなっている。先日部活の友人と御在所岳に登山しに行ってきた。登頂し汗だくになりながらも、愛知三重の街並みを見下ろし、ああきれいだねえと言っておのおの写真撮影に興じていた。友達が撮影に飽きると、汗だくになった僕の後頭部を御岳山と一緒に撮影しはじめた。「おい、ハゲこっちむけよ」と彼が煽り、僕が「おい、ハゲっていうなよ」というお決まりの合いの手を加える。これは僕たちが定期的に行う、適度に場を盛り上げるための会話だった。友達が食事中にカメラロールの写真を整理していた。そして僕の後頭部と御岳山の写真を見てこう言ったのだ「ちゃんと薄いなあ」と。その何気ない一言がよしだのこころを傷つけた。

それいらい、ハゲという言葉を手放しに使うことは無くなったし、過剰にハゲの話題に反応するようになったのだ。

それいらい、毎日欠かさず髪をあらった後に頭皮マッサージをしている。頭皮マッサージは美容院のおじちゃんに泣きついて教えてもらった。暇さえあれば僕は頭皮マッサージをしています。

今日も読んでくれてありがとう。どうだ、意義のない文章を書いてやったぞ。参ったか!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。