ハーマイオニーが勉強していた「数占い」がとても気になっていたんだけど、数秘術みたいなのかな。
新しい占いを知った。
数秘術というもので、誕生数、現在数、ライフパスナンバー、エンジェルナンバー、、、
いろんな言い方があるらしいんだけど、生年月日を一桁ずつ全部足し算して出した数字がその人の性格や生き方のテーマを表すそう。
例えば、2025年1月26日生まれの人は、
2+0+2+5+1+2+6=18
さらに1の位と8の位を足し算して、
1+8=9
1〜9のどれかになる。
私の場合、33。
11、22、33のゾロ目が出たらそこで計算をストップして、その数字を使うのらしい。
さて、33にはどんな意味があるのか。
いくつかのサイトを見て回ると、だいたい「宇宙人」という言葉が出てくる。1〜9、11、22を飛び越えて、33とは規格外の数字なのか。
確かに、当てはまると感じる。友達や家族からよく「変わっているね」と言われる。自分で変人になろうとしてそうしているわけではないんだけど、この社会の仕組みとか常識とか「普通こうする」とされていることが窮屈に感じるだけなんだ。
例えば、「女性なら化粧をするべき、しないなんて非常識」という暗黙のルールみたいなものがあるけれど、そんなの個人の自由でいいじゃんと思う。おしゃれが好きな人、そうではない人、肌の弱い人、それぞれが自分の本当に望むやり方で日々を生きられたらいいのにね。
全人類に対して愛をもてるかと言われたらわからないけれど、みんな自分らしく笑顔でいてくれたらいい。本当にそう思う。
33は、3と6の性質を両方もっているとされる。
人の世話を焼いたり他人に気配りするような6の部分もあると思う。いつも顔を合わせている職場の人なら、言われる前に相手が言わんとしていることが大体わかってしまう。
とは言え、「ものわかりの良い人」を演じていても疲れる。どうしても我を通したい時はある。旦那さんが本当に子供みたいな3の人なので、一緒に暮らし始めてからは素直に自分をさらけ出せることが増えた。
数秘術には、生年月日を足し算して出すライフパスナンバー以外にもいくつか種類があるみたい。誕生日の日付だけ、あるいは月と日付を足し算して出した数字を使ったり、名前のアルファベットを数字に変換して、それをまた足し算して出す数字もある。
どうして足し算なのだろう。掛け算や割り算はないのかな。
仕組みはわからないんだけど、それらを読み解くと、過去生から持って生まれたものや、今世で成し遂げるべきこと、などがわかってしまうらしい。
不思議だ。でも信じることはできる。数字という形にしてみないと見ることができないけれど、名前とか生まれた日には何かしら意味があるんだなと思う。
星座占いにも似ている。
10代の頃は星座占いにハマっていた。「いついつにどんなことが起こる」といった運勢はどうでもよくて、自分がどんな人間なのかを知りたかった。「山羊座の人はどんな性格だ、どんな傾向がある」というのを調べては、なるほどと思っていた。
山羊座の五感を重視する感覚とか、コツコツ努力する性格とか、成果を求めるところとか、そういう部分が自分にもあると思う。
どうも山羊座は、数秘8と似ているような気がする。
太陽星座以外にも月・水星・金星・火星・木星・土星・天王星・海王星・冥王星といった星にも星座があって生まれた人時間がわかれば割り出せる。それぞれの惑星(と冥王星)は、感情の動き、コミュニケーションや考え方、好きなもの、怒り方というかエネルギーの出し方、みたいな分野に分かれていて、複数の視点から自分の傾向を分析できる。
月が蟹座だから時々感情が暴走することがあるのかな、とか。「変わっている」と言われるのは金星と水星が水瓶座のせいだと思っていた。
33は水瓶座っぽい。6は蟹座っぽい。 3は、私のホロスコープにはないんだけど双子座かな。
1〜9、11、22、33の12個の数字は、12星座と対応する部分があるのかもしれない。おおよそ人間の性質は12個に分けられるということか。
ライフパスナンバーは同じ年に生まれて誕生日が1日ずれただけでも、全く別の数字になってしまう。でも星座なら1月26日生まれと1月27日生まれは同じ太陽水瓶座、同じ年なら月以外の星座も共通する可能性が高い。
論理的に考えるなら数秘術と星座は別物であるはずだけど、深いところでは繋がっているのかなと思う。何となく。
どちらが正しくてどちらが間違っているというものでもない。根拠が謎だから占いは面白いのだと思う。
地球から見える星空がたまたまこの星座の形になっているだけで、地球外の別の場所からは山羊も水瓶もオリオンも見えはしない。ひとりの人間がこの地球に生まれてきたことと、その時太陽や火星や金星が位置していた星座の間にどんな関係があろうというのか。
ライフパスナンバーにしろ12面あるサイコロを振ったみたいなものだ。生年月日の数字を足したらたまたま33になった。それに何の意味があるのか。
私がこの地球に生まれてきたことがただの偶然なのだとしたら、何の意味があるの?
12通りの数字、12通りの星座をさまざまな形でもつ人々が、出会って人間関係をもって、人生を経験していく。なんだか、万華鏡みたい。ほかの誰とも違うたくさんの人間たちが集まっては離れて、一瞬一瞬ゆいいつの模様を織りなしていく。
私が思うに、ひとりの人間の中身は複雑すぎて星座を使っても数字を使っても、全て捉え切ることはできないのだと思う。ひとりひとり異なる命をもって、それぞれ異なる人生を歩んできた。そしてこれからも未知の可能性をもっているから、その価値は誰にも量り知れない。
それだけ知っていれば十分じゃない?
イワシの頭も信心から。私は占いを真に受けてしまう方で、ひょっとして計算間違いをして1でも2でも4でも5でも、出たらその目を信じてしまうかもしれない。
占いの結果は何でも良くて、誰かに「これがあなたです」と言ってもらいたいだけなのだろう。同時に、「これがあなたです」と言われたら、それが全てではないと否定したい。