はじめまして

おこんばんは、はじめまして。わおんです。

わおんって何？って聞いてみたら、イオンのぴってするとワオン！って鳴いてくれる、あいつだそうです。変えてほしければ一時間以内に言えとのことでしたが、3回口に出して唱えてみたらなんだか柔らかな感じで良いような気もしたし、特にいい案も思いつかないので「わおん」です、ありがとう。そしてよろしくお願いいたします。

自己紹介をしようと思ったけれど、なにから話せばよいやら状態なので、今目の前にあるトルコランプの話をしたいと思います。

私は子供のころ、エスニックな料理がめちゃめちゃ苦手だった。エスニックに限らず、中華でも、ロシア料理でも、およそ日本の味付けとは違うテイストの料理は、それらを提供するお店の異国な雰囲気と相まって、どうしても不気味に感じられて一口目が口に入らず、基本的にそういうお店に行くと食わず嫌いを決め込んでいた。今思えばすごく人生損してたと思う。

ぜんぜん今ではパクチー大好きラブいわ～って感じだし、ご飯食べてみたさだけで海外にいってみたりもする。それもこれも、今家にある雑貨の中で一番お気に入りのこのランプのおかげなんです。

高校生の頃のこと。学校が王子っていうとこにあったのだけど、通学の乗り換えで日暮里を経由してた。高校入学したてほやほやの頃、遊び場開拓の一環で谷中銀座っていうちょっと頑張ってる商店街みたいなところに行ったんだ。（かき氷とネコが多いことで有名です笑）

一応観光地のくせに、平日の夕方だったから全然人もいなくて結構寂しい感じだったとおもう。そこののどか～な商店街に、もうほんと唐突にめっっちゃ中東―！！って感じの雰囲気のレストランがあるわけ。なんだか中ではノリノリの音楽が爆音で流れているし、気になる気持ちに負けて、片手にコロッケ持ってたくせにちょっと覗いてみた。そしたら、天井に、この写真よりももっと綺麗なランプがばーーってつるされてるのが見える。

「この電気のやつめっちゃ綺麗ですね」

気づいたらノリノリの石油王っぽい店員に話しかけてた。その人が、「これはトルコランプだよ、この先に作れるところがあるから行ってごらん、あとでご飯も食べに来てね」と親切に教えてくれて、そのランプ屋さんにいった。

さっきこの話をしようと思って懐かしくなってネットで調べてみたら、そのランプ屋さん、当時より内装とか説明書きとかがとってもウェルカムで明るい感じになっていてびっくりしたけれど、その当時はコンクリートの床に机と椅子が図工室みたいな感じで置いてあるだけで、ランプも作りかけの物がたくさんその辺に置いてあるっていう感じだった。お店のおじさんも、ちょっとぶっきらぼうな感じだったと思う。ガラス片の貼り付け方とか、ランプの形やらを最低限教えてくれたら、あとは放置。だけど、もともと工作とか大好き人間なので、放置されてる方が一人で集中できてめちゃくちゃ楽しかった。

作り終わってお支払いし、組み立てが終わったら後日家に配送してくれるとのことだったので、お店をあとにしたら、夕方だと思っていたのに2，3時間たってて、もう真っ暗だった。すっごく集中して疲れていたけど、どうしてもここを教えてくれたレストランとさっき見た天井の超綺麗なランプが気になって、食べられなかったら帰ろ～ぐらいの気持ちでそこに行ってみたの。（クソ失礼すぎるよね）

もうね、そこで食べたマトンのスープ的なものとチャイがアホ程おいしかった。なんで一口目食べれたん？というのは、料理が来た時うわめっちゃスパイスな感じする終わった、って思ったんだけれど、緊張していたのが伝わったのかノリノリの店員さんが、「これがイランのおもてなしです。」とかいって口にマトンの塊を突っ込んできたから。イランのおもてなしすごい。

それ以来食べてみたらおいしいことって全然あるって反省して、民族料理が大好きになった。ほんと、誰かの一押しで見える世界が変わることって大いにあるし、何かに迷っている人がいたらその背中をちょっと押してあげる人になるのも悪くないなと思うきっかけになったと思っています笑

ちなみに今でもビビりな性格は変わっていません。このお店で高校生の時見たシーシャ、20歳になったらやってみたいことリスト上位だったくせに、いまだに挑戦できていません。

イランのおもてなし店員さん、今遊びに行ったらシーシャもノリノリで教えてくれるかしら。