柿ノート②
再び柿と相見える日は思ったより早くやってきた。
職場の人から柿をいただき、さらにばーちゃんからもみかんと一緒に柿が送られてきた。まるで図ったようなタイミング。合わせて6個の柿がテーブルの上でごろごろすることになった。
不幸中の幸い、6個ともまだ固さがあるのでゆっくり調理法を考える余裕がある。柔らかくなり始めていたら大急ぎで食べてしまうか、煮込んでジャムにするかせねばならないところだった。
角麩のケチャップ炒め
時間がない時のお弁当はこんな感じ。
角麩のいいところは自己主張しない謙虚さだと思う。すき焼きに入れてもゴーヤーチャンプルに入れてもケチャップで炒めても、どんな味付けにもすんなり合わせてくれる。たとえ柿が相手でも文句一つ言わない。
その協調性をぜひとも見習いたいものだ。
麻婆豆腐
おかずとして食べるなら、柿は主役ではなくわき役にさせておくのが良い。小ぶりの柿を半分だけ使った。
名付けて、「砂漠の中で水」作戦。麻婆豆腐の辛さで苦しんでいるところに柿の甘さがやってくると、びっくりするほど美味しく感じられる。
キムチ和えとみそ炒め
柿とみそは意外に合うことを発見した。朴葉味噌に入れてもおいしいかもしれない。
もう一品、大根のキムチ和えに柿を投入。辛いのか甘いのかわからない不思議な味。
塩レモンマリネ
前回はやわやわの柿を使ったのでとろっとしたペースト状になったが、今回の柿はまだしっかりしている。柿と一緒に送られてきたカブとレモンも一緒に漬け込んだ。
程よく漬かったらそのまま食べてもいいし、バゲットに乗せたりサラダパスタにしたりする。
柿レモンケーキ
日数が経過して柔らかになってきたところで一気に柿3個を使い切る作戦。砂糖を控えめにし、シナモンで香り付けする。レモンとナッツ入り。
バナナケーキを焼く要領で作ったが、柿の水分が多いので焼き加減が難しい。上の方ちょっと焦げた。
一週間で何とか食べ切った。
今年は柿をもらいすぎる。豊作なのか?
1年後、また柿の季節がやってくるのに備えてミキサーを買うことを検討している。大量に柿をもらっても、手っ取り早くジュースにしてしまえばよくないか?