ラストゼミデイ

昨日は最後の通学でした。卒業式には出ないので、ほんとの最後の日です。

一緒に写真を撮るような友好的な相手がいないので、卒業式には出ません。しくしく。

 

でね、昨夜はゼミの飲み会に参加してきました。いつもはどうしても参加しなきゃいけなさそうなとき(例えばゼミOBOGが来るとか)程度しか行かなかった飲み会。まあ最後だしみんなの顔でも拝んでおくかあ!なんておもって行きました。

めちゃめちゃ後悔。普段は雑談のときはUDトークっていう音声認識ソフトをつかってもらっているんだけれど、居酒屋ってうるさいからかな?ぜんぜん音拾ってくれなくて何の話をしているのかすらもわからないよねえ。でもみんなが笑ったら一緒に笑わなきゃいけない義務感が生まれちゃうのがちょっと嫌だ・・・

話を聞こうとしていないフリをするために、すごいスピードでのみ食いするんですよ。だって無視されたほうが気が楽じゃん?「あ、この子になんとかしなきゃ」って気を使われるほうが嫌じゃん?ね。だから友達ができないんでしょうね。盛り上がってきた頃合いを見て帰りました。

いや〜〜〜最悪な飲み会だった。

 

みんなは理解がないわけじゃないと思うんだよ、ゼミでもわたしがわかるようにしばしば「こっち見て!」って口を正面に向けてくれたり、けっこう工夫してくれている。だから私はほんとうにこのゼミに入ってよかったと思っている。大好きな人たちだ。

だからね、飲み会ぐらいは同じ言語の話し手同士で仲良くしたいよねえ、っていう共感する気持ちがある。わたしも海外にいったとき、現地人とともに行動していたんだけれど、限界がきたことがあった。日本語でストレスフリーに話したい!って思う瞬間が何回もあって、そのたび夜は日本人だけで集まって飲み会を開いたりしていた。ゼミのみんなもわたしを誘わずに飲み会を開いてもいいんじゃない?って思う。

でも、そんなことはできないんだろうね、みんな優しいから。ななこちゃんも!って誰かがいえば誰も反対しない様子が思い浮かぶ。

 

こうなってくると、わたしがみんなに「なに!なに!なんのはなし!」って聞いていけるような人になれば、けっこう馴染むんじゃないか?って思うこともあるけど、けっこう難しいもんさ。

自分は自分のこんなところが嫌いだし、聴覚障害者の離職率が高い原因のひとつが飲み会から人間関係が構築されることであるのも知っているから、うまくやっていけるのかわからなくなるときがある。

だから、わたしはちょくちょく東京に行く。手話で話すことができる友人たちと話しに行く。ストレスフリーな会話を求めにね。逃げてるって?勝手に言ってなさい!

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