タイ旅行の記録③

グッモーニン、バンコク!

バンコクに着いてから初めての朝です。バンコクには休日マーケットなるものがあるらしく、そこを訪れることにしました。

電車で行けるらしいのですが、全然電車が来ません。おかしいなあ、なんて話しながら線路のそばでしばらく立ちすくみます。

しばらくすると向こうから轟音と共にめちゃくちゃ速いとも言い切れない微妙なスピードの電車がやってきました。

中央線の快速に見慣れているわたしたちは「えっ飛び乗るタイプ?」「インドじゃあるまいし」と飛び乗るかどうか躊躇してしまいます。だって、その電車微妙に遅いんだもん。でも飛び乗ったら確実に轢かれるぐらいのスピード。

結局見送ることにして、時刻表を検索したらまさかの4時間後にやっと来ることが判明して、タクシーに乗り込むことにします。結局あれは飛び乗るタイプではなかったようです。

 

ハロー、チャトゥチャック・マーケット!

ところが、実はタクシーを3人と3人に別れて乗ったところ、完全にはぐれてしまいました。チャトゥチャックマーケットは本当に広くて人がたくさんいるので、会えるかどうかは本当に運と土地勘が必要でしょう。

わたしたち、佐藤①と田中組はとりあえず暑さに耐えきれず、チャトゥチャックマーケットのそばにあったJJモールという場所に逃げ込みます。

そこが思ったより、快適。M.B.Kというタイ最大のモールより価格が安いわりには、ほんとうにいろいろなものが売っています。金ピカの置物から、安い化粧品、めちゃめちゃ可愛い服屋さんまで。どうやら、ここは現地人にとってのイオンのようなものらしいです。

びっくりするほど食べ物が安い。

上の焼きそばはなんと、9バーツ(30円)、サーティワンのような絶品アイスクリームも10バーツぐらい。本当に安い…

M.B.K.とは違って学校帰りらしき制服姿の若者や子連れ、カップルもいたりしてわたしたち日本人がちょっと浮いていました。外国人がイオンに来たらこんな感じなのかな…

 

さて、ようやく体力を回復させたのでチャトゥチャックマーケットを攻めます。

とても活気があって、叩き売ってきます。しかし、あいかわらずはぐれた3人とは出会えそうにありません。 3人の居場所の手がかりはLINEに『送られてきたマッサージ施術中の佐藤②とそのお店の背景』だけです。分かるかボケ!

いろんなマッサージ屋さんに訪れて、「この背景のお店、またはマッサージ師のあるお店存じ上げませんか?」と聞いてまわります。しかし、全然成果はあげられず。

疲れ果てたわたしたち3人は諦めてマッサージを受けることにします。

チェンマイのほうはストレッチ的な動作が多くて、バンコクの方はツボ押しが多いらしいです。確かになあ、なんかすごいグリグリ押してきてときどき痛い。

気持ちよくて、うとうとしていたら窓の向こうに見覚えのある人影が。どうやら、向こうの3人がわたしたちを見つけてくれたようです。ああ、でもわたしたちは45分間マッサージコースだから待っててもらうしかありません。

すやすや。

合流したあとは、M.B.Kまで行きます。タイ最大のショッピングモールです。実は、ここでタイ人の友人と待ち合わせる予定なのです。

電車の駅まで戻る途中に、こんなものを発見。

食用虫たちです。分けてもらったんだけど、なんかねー、海老の天ぷらの尻尾の味がする。芳ばしいなあとも思ったけど、ぶっちゃけこれソースが美味しいんじゃない?さりげなく初めて虫を口にしちゃったけれど、よくわからなかった。

 

ハロー、M.B.K.

辺りを見回すと、タイ人っぽい人が店員か警備員しかいません。やだー、びっくり。JJモールドは大違いだ。

この日に会うタイ人は仮にピーターとしておきます。

ピーターくんはプロのデザイナー(フォトグラファー兼アーティストって感じ)を目指すアニメオタクなのです。3年前にタイに来たとき、『進撃の巨人』『北斗の拳』『トリコ』のネタで大盛り上がりした末にめちょめちょに仲良くなって今でもときどきスカイプで話す仲です。彼はアメリカ手話を少々とタイの手話しかできないので、お互いにアメリカ手話やタイの手話、日本の手話、主にジェスチャーでなんとか意思疎通をしています。アニメに言語は関係ないという証明にもなっています。おみごと!

(実はそんな彼が、1年前あたりにガールフレンドとゴールインしたのです。つまり、この日は初めて既婚者ピーターと会います。ドキドキ。)

しばらくピーターとピーターワイフとおしゃべりをしていると、なんとピーターの友人から「今、日本人のろう者と一緒にいるよ!連れて行こうか?」という連絡が。しかも、それが2組。日本人、タイに行きがち。

合流して、タイ人と日本人で記念撮影しました。M.B.K.の警備員からの「なんでこんな変なとこで写真撮影してんだろ」という視線がちくちく刺さります。

 

 

ハロー、なんか有名らしいバンコクのナイトマーケット。

とんでもない人混みです。竹下通りよりも激しかった。ここを総勢20人ぐらい?で攻めます。初めましての日本人が「辛くないの!」とタイ人にリクエストしていました。

そんなこんなで食べることになったのはこちら。え、なにこれ。

これね、実は豚の背骨らしい。どこを食べるかっていうと、背骨のくぼみに挟まった肉を手でほじくって食べる蟹味噌スタイル。食事の場でビニール手袋を手渡されるのは人生で初めてでした。

いざ、食べてみると普通に辛い。いや辛いじゃん!よくよく見てみると、緑色のネギっぽいやつが全部唐辛子。タイ人の「辛くない」は信じてはいけません。

そういえばピーターワイフがスープばかり食べているので、「辛くないの?」と聞くと「これは辛くない。わたしね、辛いの苦手なんだ」っていうから安心して一口もらったんだ。普通に辛かった。やはり信じてはいけません。

 

食べ終わったところで、「めちゃめちゃ綺麗な写真が撮れるところあるよ!」と案内してもらいました。それがね、ほんとうにとんでもない。ちょっと、心して見てね。

 

ほら!ほんとうにすごくない?

この景色は偶然に発見されたものらしくて、日本人の間で有名になっているものだそう。たしかに、この写真を撮影するために駐車場をのぼったら日本人しか見なくなったなあ。…ちょっと萎えてきた。

ほんとうにいい出会いでした。

さて、このいちにちの締めはやっぱりビールで。ピーターとピーターワイフとともに宴会です。

(左がピーター、その隣がピーターワイフ)

それでは、また明日!

“タイ旅行の記録③” への3件の返信

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。