こかげ

この前の「良いもんは酔い」の記事を読みながらちょっとニヤニヤしてしまった私。よしださんがダーリンメンバーみんなの尻叩きしているのかなぁと想像したらなんだかおもしろかった。

よしださんは不思議だ。
前に、「生きるために、しかたなく文章を書く」という話をしてくれた。

よしださんがしかたなく書いた文章を私はさらっと読み流してしまいます。これ好きだなと思う時もあれば、あんま興味ないなっていう時もある。
でも、どんな文章もすてきだと思う。ちゃんと生きているのを感じられるから。

ちなみにカニクリームコロッケの記事が一番好き。

今日もよしださんは何かを書いている。
ほかのみんなも、何か書いている。

そして私も、ダーリンという場で遊ぶのを楽しんでいる。

ダーリンを訪れるとそれぞれの日々を生きている気配が感じられて、私は幸せな気持ちになるよ。公園みたいなものだ、とよしださんは言っていたけど、本当にその通りだね。

「生きるために、しかたなく文章を書く」

別に書きたくもないけど書かないではいられない、ということについて私は考えを巡らせた。

私はよしださんと違って、嫌々しかたなしに書いているわけではない。書きたいから、書くんだ。
忘れたくないことや、しっかり考えたいことや、自分の意見を形にしたいときに、私は文章を書き始める。書き始めた時は必ずしもゴールが決まっているわけではない。だらだら書いているうちになんだかいい形になったと思えたら、それをダーリンにあげてみる。

誰かに読んでもらえたら嬉しいし、読まれなくたってかまわない。
目には見えないこの心を、理解してもらえないかなってちょっぴり期待しているのだろうか、誰にともなく。

書かずにはいられない気持ちに時々なるよ。
結局は、誰かにかまってほしいということなんだろうな。「ふーん」でも「ほえー」でもコメントをもらえるとちょっとうれしいんだもん。

バイト中の話だけど、子どもは私を叩いたり蹴ったりする。それは私のことを嫌いだからじゃなくて、かまってほしいからなんだって。

痛いけどなんだかうれしくて怒れない。かまってほしいその気持ち、よくわかるから。
痛いけどにこにこしちゃうんだよね。子どもたちにかまってもらえるのがうれしくて。

誰かにかまってほしくても、私は叩いたり蹴ったりするのはできなくて、でも素直に甘えることも難しくて、代わりに文章を書いている。
そういうことだなきっと。

なんの話をしていたんだっけ。

ああそうだ、よしださんは不思議だということを書いていたんだった。

よしださんがしかたなく文章を書いているから、私は安心してその横で文章を書ける。

よしださんのダーリンは、意義のない文章なんかでは決してありません。
木陰みたいなものだよ。木が立っている、ただそれだけで誰かにとっての居場所は生まれます。

ダーリンで私は自由きままに書くことができる。子どもになったみたいに自分をさらけ出せる。それは読んでくれている人がいるから。
そっと、ほんとうの心を打ち明けたくなるんだ。

私にとって心地よい木陰としてダーリンが存在しているのは、よしださんが文章を書き始めたおかげなんだと思います。

何が言いたいのかというとですね、よしださん。

ありがとうございます!

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