『手話は、世界を耕す道具』

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コピーライターなだけあっていい文章をかく。

ーー言葉言葉を当てはめた瞬間、じつはそこで人の思考を止めてしまうこともある。(引用)

 

「魚」は「fish」であり「エラ呼吸をする水の中の生き物」。というふうに、ことばで伝えることができるということは、イメージの深い共有を諦めることにつながることがある。

相手が想像している「魚」と相手の想像した「魚」は本当に同じか?

ソシュールは「魚」と「fish」は異なる意味を持つと提唱した。
アバウトな概念だけで会話はできるので、イメージは共有しきれなくても生きる上でなんの問題はないのかもしれないけれど。

コミュニケーションの本質って、実はイメージの深いところまで共有することなのではないか?

例えば、会話の中で必ず生じる「ズレ」をなるべく小さくしていくことが、直感的な文章や表現を生み出す。
その一例がコピーライティングだ。

ライティングは買い手の思考、つまりその人の持つ”イメージ”を先読みして「相手が直感的にわかる」文章を生み出す仕事だ。

そして、手話は言語であるのと同時に、音声言語や文字言語にはない要素を持ち合わせている。

「ことばを介した個人の持つアバウトな定義に頼りすぎず」
「イメージを直感的に(映像的に)交わし合うことができる」

手話ほど相手が想像するであろうイメージを先回りして想像し、リアルタイムで「ズレ」を小さくする作業ができる言語はあるのだろうか?
ここまで、コミュニケーションを極めた言語はあるのだろうか?

“『手話は、世界を耕す道具』” への2件の返信

  1. 手話って、一つの動作で表せる情報が少ないので、多層的に説明する言語ですと。ので、一つの動作は直感的だか、同時に多層化することはズレを修正する作業でもあると。
    たぶん相手に合わせて重ねる回数や内容も変わるんよね。面白いよね。
    なんか手話を重ねるたびに想像するイメージが具体的になっていく姿をビジュアライズできたらいいね。
    早押しクイズとかも楽しそう。ヒラメとみせかけてカレイでしたー!やーいやーい!みたいに楽しみながら、学べたら嬉しい。

  2. (ななこに反論するような文章を書いてしまったけど、偶然です。そんなつもりこれっぽっちもなかった笑)

    イメージの深い共有。なるほど~
    手話を話す人の頭の中ってどうなっているんだろう、とよく思うんだよね。もっと手話を見たいなあ

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