どうも、2日ぶり。
更新できていなくてごめんなさい。友達とワインバルで一生分のワインを腹に溜め込んでは、その次の日に大学生活のほとんどのエネルギーを費やした学生団体の忘年会に参加してきました。
それがですね、すごいんですよ。新宿ど真ん中の一軒家を借りて昼間からずっとお酒を飲みつづけるんです。どう?不健康でしょ。
もちろんわたしのエネルギーは底をつき、ダーリンの更新に尽力できませんでした。ああ、南無三。
そうそう、さっきのワインバルのくだりに戻るんだけど、わたしはジャズバーが大好きなのです。
それなのに友人は「一度もバーというバーに行ったことがない」なんて言い出すから、慌てて(張り切って)連れて行っちゃったよね。ヨボヨボのじいちゃんが1人で切り盛りしている小さなジャズバー。
白い髪の毛のじいちゃんなんだけどさ、ほんとうにお酒が飲めるように見えないんだよね。一杯でも飲んだらふらふら〜って後ろに倒れて頭をグラスで割っちゃいそうな感じ。
しかも身長もけっこう小さくて、わたしたちがお店に入るとカウンターから顔をのぞかせて目尻にシワを寄せるんだ。かわいいよね。かわいい。たまらない。
それでね、なんでジャズバーが好きかっていうと、ぶっちゃけジャズはほとんど聴いたことも歌詞に触れたこともないのだけど、なんかいい!って思うことが多い。
まず、ジャズバーだと高確率でBOSEの大きなスピーカーが置かれている。すると、振動で机がかすかに震えるんだ。運が良ければ喉の奥が震える感覚も体験できる。それで、音楽を聴いた気持ちになれるのがひとつ。
ふたつめが、わりとジャズ好きでもジャズの歌詞までは知らない、英語がわからない、っていう人もいるから。わたしの音楽の聴き方もある意味ひとつのジャズの楽しみ方として間違っていないんじゃないかなあ?って自信をもてる。
わたしが感じる音楽は振動、もしくはよっぽどの重低音に限られるときもある。それでも、やっぱりウイスキーの表面が揺れるのと同時にここで音楽が奏でられているんだと思うと、それを聴いている気分になる。例えば、振動と振動の合間におとずれる静かな時間はきっと緩急をつけるためのあれなんだろうな、怒り狂っていた人間が急に理性を取り戻すみたいにね。こんなふうに、あれやこれやと曲の物語を自分勝手に創作して、自己満足するのがとても幸せなのだ。
と、ここまで書いたところで「じゃあななこの好きな曲は?」と聞かれても返事に困る。なぜなら、わたしはあまりアーティストの顔と音楽と歌詞を合致させることがないからだ。
紅白歌合戦やFNS音楽祭は見ていて楽しいけれど、初耳初目初知りのオンパレード。それは決して嫌いとか、興味がないとか、そういうのではない。単に、わたしの音楽の楽しみ方とちょっと違っているだけだ。
でも、唯一タイトルとアーティストの名前と歌詞を全て知っているものがある。
ジャパハリネット『哀愁交差点』
もしあなたがジャパハリネットを知らなければ、ひとまず動画を見ずに歌詞だけを見てみてほしい。
どう?歌詞を見ただけでなんだか音源が聴こえてくる気がしない?ここできっと緩急をつけて、ここで上げてくるんだなあとか。ここはきっと伸びのある声で歌うんだろうなあとか、ここはおそらく響くように音を低くしているんだろうなあとか、細かいところまで想像が膨らみません?
こんなに想像力を育みながら音楽を聴くのは初めての体験。これは出会うべくして出会ったのだと今でも思っている。
ま、ジャパハリネットはロックなのでジャズバーに結びつくか、と言われたらちょっと疑問だけどね笑
あ、そうそう例の思い出したよ。あのrunawayの曲どこで知ったか!
それねー、ジャズバーだったよ。カラオケのついてるジャズバーで、好きな曲をお客さんがリクエストして歌えるスナックみたいなところだった。そこで、隣のお客さんが3回も歌っていたものだからなんとなく覚えていたらしい。
ぜひ、jazz inn lovelyへドナリーでもいいけど。
ふふ、ジャパハリネット『哀愁交差点』、歌詞見て想像してみました!!!これ、かなり楽しいですね、なんか初めての音楽体験だ。