[短い詩(壱)]

 

 

 

 

 

–今日はWorld Poetry Day 詩を讃える日らしい。

 

 

 

 

「温もりを求めて生き急ぎ旅人」

 

「君の隣の空席を掛けた椅子取りゲーム」

 

言葉も、温もりも、優しさも、思いやりも、仕草も、匂いも、それは「あなた」という暴力だ。数々の暴力を受けても尚、僕があなたを欲するのを恋と呼ばずして何と呼ぶのでしょうか。

 

「人は人生で20億回も鼓動を打つらしいんだ」「そうなんだ」「あなたは誰と20億回目の時を迎えたい?」「そうだね僕は」

 

「この恋心を、炭火の網の上で焼いた。そして焦がした。」「焼き加減が僕にはまだ分からないんだ。教えてくれる?」

 

「さよならしたくない夜も。 会いたくなるような朝も。」

 
「子供の頃の夢は何処で死んでいますか? 未来設計図のスケッチブックは灰と塵。 その胸に刺さる夢の破片は一体何個? 全て拾い終える前に寿命が尽きてしまうよ。」

 

「さようならの五文字を何万回言った?」

 

「針が2を指した。ぼくは君を矢で刺したい。」

 

「タバコの匂いも、洗剤の香りも、食べるときの癖も、ひとつひとつの要素があなたになるから。」「わたしも真似していればあなたになれる、と思っていた。」

 

「「多数派が勝つんだね」をこれからあと何回、 僕は味わうのだろうか?」

 

「僕の中の君はまだ生きているのに」「君の中の僕はもう死んでいるんだ」「君の中の僕の死に様はどんなものかを僕に教えておくれ」

 

「この身体はきみとぼくのためだけには生きられない。」

 

「心に積もる塵の捨て場を失い歩みたい未来の道は崩れて「現状維持だ」と言い訳をしては変われない今日を黙って過ごす。」

 

「星の数を数える旅。 月の顔を眺める度。 僕はどうしたらいいですかと 空に問いても何も応えない。」

 

「夜の住民は、朝を夢見る。」「朝の住民は、夜を知らない。」

 

ひとりで歩く帰り道。ふと見上げた星空。流れてきた星はぼくに言う。「あなたの願いをなんでも一つ叶えてあげよう」「それじゃあぼくいがいみんなしんでくれ」星は困った。「ほかの願いごとはないかな」「それじゃあ星もぼくみたいになってよ」この日から夜空に星が一つだけになった話はとても有名だ。

 

昨日ぼくは死んだ。橙色に染まる空の下、アスファルトの上で。遠くの山から烏の声。見渡す限りの田んぼ。ぼくは突然、死んだ。ぼくはぼくを探した。走っても走ってもどこにもいない。もうぼくはぼくに会えない。また空が橙色に染まる頃に。ぼくが死んだアスファルトに立っていたのは、ぼくの影だった。もうぼくはぼくに会えない。」

 

「みんなの投票で嫌われ者を決める。一番に選ばれた人は嫌われ者になれる。嫌われ者になれた人は国から追い出される。そんな法律が実施されて早数十年。国外の小さな村に、溜まる嫌われ者。「この法律はおかしい」声を上げろ。武器を持て。進め。太陽が橙色に染まる頃。国も空と同じ色に染まっていった。」

 

「あなたは今までなにをしてきましたか?」「わたしはたくさんの人をころしてきました。あなたは?」「わたしはついさっきころされたところです」「ころされた人の特徴はなんですか?」「なんだかとてもあなたに似ていました」「それはきっと気のせいでしょうね」「凶器は気のせいとかいう言葉でした」

 

「知らない知らないぼくは知らない傍にいる温もりもきれいな夕焼けも知らない知らない本当に知らないんだ泣きたくなる噺とか美しすぎる景色とか知らない知らないぼくは知らない趣味にハマる楽しさも深夜散歩する虚無感も知らない知らない本当に知らないんだ今どこかできみがぼくを呼んでいるとしても。」

 

「深く考えることができるように君は、 真夜中というものを創ったんだよね?」

 

「言いかけたり、言えなかった言葉たちの墓場があるとしたら。ぼくは今日もまたひとつ墓を築いた。そうやって明日も、明後日も、築いていくのだろう。」

 

捨ててはいけないものと、本当に捨てたかったもの。ココロの分別、間違えていませんか?

 

「愛されたいと願っちゃうのは、あんなに愛した過去があったから。」

 

「胸に秘めた想い、叶えたい恋。いつならきっと言えるようになる?」

 

「貴方の晴れの日に、自分は影になった。 貴方のその笑顔に、心が抉られたんだ。」

 

「出会えてよかった。こうなれてよかった。全てはそう、史上最悪の自己満足。」

 

「「乗り換えるなら今です」恋も進路も夢も人生も。」

 

「目が覚めたら君が隣で寝ている。これほど幸せなことはないね。」「という夢を見るために今日も寝るよ。」「おやすみなさい。」

 

「永遠を生きる「最も人間に近い人外」の見た目が少年の彼がただただ助けたいという一心で普通に産まれて生きてまだ大人にもなりきれていない齢の少年を救った。救いの代償は「最も人間に近い人外」になることだった。泣き出す彼に少年は感謝を告げる。「お互い生に飽きるまでぼくと一緒にいませんか?」」

 

「キスの価値は歳をとると軽くなる。」

 

「他人の匂いに惑わされて傷付けられ愛されては貶されるかもしれないし信じられることも裏切られることも本当に予測不可能なこの人間関係に巻き込まれる匂いにあなたは恋をする。」

 

「独り歩く夜に見上げた空は今日も曇りで何も見えない。ぼくの人生で歩みたい先も今日の空と同じ色をしてる。」

 

「友達をやめよう。きみとぼくは。友達で留まるには惜し過ぎるから。」

 

「あなたに夢を求めてみた。あなたはなにも応えない。わたしの夢は。自分のを捨ててまで憧れを持って。やってきた、あなたまで。あなたは冷酷で。わたしの夢1つすら叶わずに。人々の喧騒の中で。蛍光立ち並ぶネオン街の中で。人込み苦しい電車の中で。1人過ごす屋台ラーメン屋の中で。あなたは、笑う。」

 

「東京に夢を求めてみた。東京はなにも応えない。わたしの夢は。自分の地元を捨ててまで憧れを持って。やってきた、東京まで。東京は冷酷で。わたしの夢1つすら叶わずに。人々の喧騒の中で。蛍光立ち並ぶネオン街の中で。人込み苦しい電車の中で。1人過ごす屋台ラーメン屋の中で。東京は、笑っていた。」

 

でっかいことを成し遂げると豪語して飛び出した少年は君に夢を求めた。君は何も応えない。少年の夢は。少年もよく分かっていなかった。君は言う。「濁すようなことで悪いんだけど、僕はその夢を叶えるだけの器はあるのかもしれない。で、君は覚悟がまだ足りないよ」まだ足りなかった。そんな少年の夢。

 

夢の中で未来の自分が出てきた。未来の自分は相変わらず意地悪で現在の自分に「未来に関する質問をなんでもひとつだけ答えよう。たったひとつだけだよ」現在の自分は意地悪な質問か普通の質問か迷った。迷って迷った挙句、問いた質問は未来の自分を赤面にさせた。「あなたの今の苗字を教えてください」

 

I am not familiar with you. and You are not familiar with me too.

「わたしはあなたが分からないし、あなたもわたしがわからない」

 

「覚えていてほしい大人になったら昔にこんな僕がいたことを」

 

 


友人に教えていただいた。今日はWorld Poetry Day。詩を讃える日らしい。長文よりもワンフレーズや短い文をよく書くので今日はそれらを寄せ集めてみました。好きなフレーズがあれば教えてください。2014年〜2018年の寄せ集めです。

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