夜起きるにはどうしたら

「夜に寝て、朝に起きればいい」
と私も思ったひとりですが、そんなに簡単ではないかもしれないと、考えを改めました。

成人式の着付けの手伝いのため、夜中の2時から家を出る必要がありました。それじゃ1時半に起きたらいいだろう。前日目覚ましをセットして布団に潜り込みました。ところが私が眠りから叩き起こされたのは、1時半ではなくその45分も前でした。
何かわくわくするような夢を見ていたはずだけれど、全く思い出せないでいます。起きることに全身全霊を費やしたおかげで、その後では夢はもうかけらも残っていません。

テーブルに母がごはんを用意してくれていました。
「えっ食べてから行くの」
と私が聞いたら、「ごはん食べてから行く」と告げられました。
それならそうと前日言ってくれたらいいものを。しかし、たとえ0時45分に起きると知っていても、眠気には抗えなかったと思います。ねむいねむい。
朝ごはんなのか夜ごはんなのかよくわからないまま、おにぎりとスープを私は寝ぼけ眼で口に入れました。ばーちゃん特製のすっぱい梅干がようやく頭を覚ませてくれました。
お正月に海苔をもらったんだった。あれ巻いておいたらよかったのになあ。思ったけれど、小さなおにぎりはすでにお腹に収まってしまった後でした。

いや、目が覚めたなんて嘘です。夜中に起きるなんてどうかしてる。身体中の細胞が抗議の声を上げています。変な時間にものを食べさせられた胃はむかむか怒っている。特に目。しょぼしょぼする。こうやって文章を書き続けていないことにはすぐにでも眠り込んでしまうでしょう。目的地は遠くです。到着するまで果たして起きていられるのだろうか……。

結論。やっぱり、私は朝起きたいと思います。夜中に起きるなんて体に悪い。
きっとよしださんが朝起きたら、今の私のように気分最悪な目覚めを迎えるのではないかと思います。夜起きたい人は夜起きていたらいいし、朝起きたい人は朝起きればいい。それが理にかなっているのではないでしょうか。

問題なのは、オンタイムのズレかもしれません。でもそれは思いやりによって解決できるのではないかと思います。
夜型の人のために時間をずらした「おもいやりチャンネル」があったらいいですね。卒論のメールも、教授が起きている時間に設定して送信されるようにしたら。朝方人間は夜型の人のために夜ごはんを残しておく。夜型人間は朝方の人のために、朝取っておく。起きている人は今すやすやと寝ている人たちへ、思いやりを示すべきです。そしたらきっとうまくいく。世の中が平和に回っていくのではないかと思うんです。

でもごくたまになら、夜中に起きるのもそう悪くないかも。いつもと違った文章が書けそうな気がします。

“夜起きるにはどうしたら” への2件の返信

  1. 意見をくれてありがとう。まじで夜に起きるしかないな。と思いました。たぶん今日寝るのも6時かなあ。
    思いやり、ということだけれど、それもどうかなあと思います。わがままを言うなら責任は自分が負うべきだよねえ。

    1. わがままなんて、そんなことないと思いますよ。
      誰でも好きな時間に起きて好きな時間に眠れる自由な社会だったらいいのになあ…

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