中途半端

年の瀬ですね。
昨夜は高校時代のマブダチと先生と飲みに行きました。先生はどうやら「中途半端に若いから」と担任していない学年の修学旅行に同行するそうです、大変だなあ。

ところで昨夜は先生が帰ったあと、随分前から話してみたかった先輩を飲みの場に呼び出しました。まさか来てもらえるとは思わず、嬉しくて嬉しくてついつい話し込んでしまって夜行バスに間に合うか否かの中途半端な時間になってしまいました。わたしのばかばか。

というわけで、靖国神社の近くを散歩しました。突然の靖国神社。
そしたらね、門松がたくさんあったんですよ。武道館にもやたら縦に長い門松が並べられたりね。もう年の瀬なんだなあ。
しかし、見慣れた斜めに切られた竹じゃなくて垂直に切られていたのです。これはなんじゃい、初めて見るぞ。門松が門松じゃないぞ。こりゃ、もしかすると東京には大晦日から元旦に変わる瞬間に切り落とす文化でもあるのか?それにしては、中途半端に斜めの切り口のものと垂直のものが混じっていて気持ち悪いなあ、わたしはてっきりそうおもいました。

どうやらどうやら最初は垂直に切られるのが一般的で、「寸胴」と呼ばれる切られ方。それが徳川家康ちゃんの「次こそは武田の首をハネるぞ!」という意気込みと同時に斜めに削いだのがきっかけで「そぎ」が普及したんだそう。へえー、勉強になったなあ。

そして靖国神社は中途半端に屋台が設置されていました。すごく中途半端だよ、営業してた屋台はひとつもなくて、ただテントが張られているだけだった。観光客もほとんどいなくて、うんと広く感じた。テレビで見る靖国神社と全然ちがったなあ、パワースポットだぞって感じがしました。

とりあえず5円玉でご縁を願ったよ。もっとたくさんの人間とご縁がありますようにってね。あと3日で元旦なのにお参りするのって変な感じだ。すごく中途半端だ。

そして朝、中途半端な時間に新幹線に乗ろうとしたらやっぱりそれがよくなくてホームから人が溢れそうなほど人人人、人がいっぱい。失敗した。走ってでも夜行バスに乗るべきだったかなあ。

極端なものとか、徹底した態度とか、そういうものたちについつい安心感をおぼえてしまうこともあるけれど、中途半端も中途半端で、どっちつかずな存在がしっくりくるときもある。
ていうか、すべての物事はすべて中途半端なんじゃないかな。それをわたしたちが勝手に言葉を与えたり位置づけをしたりして完成させてしまうだけで。

というわけで、今日は中途半端なやる気で働いてきます。がんばらずにがんばりまーす。

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