朝6時過ぎ、 “平和公園” の続きを読む
手のひらの色は何色
今日は暇なので色鉛筆を持ってせっせと絵を描いた。今取り組んでいるのはミョウガの絵。畑でとれたミョウガだ。 “手のひらの色は何色” の続きを読む
でも、明るかった。本当に。
どうしたら授業を面白くできるんだろうね。私のつぶやきに妹は律儀に答えて言った。
「でもさ、先生が面白いと思って話してくれることなら、面白く聞けるはずだよ」
「そっか、そうかも」と、私はどうでもいい返事を返してしまう。頭では「その通りだなあ」と思っているけれど、あまり実感が湧いていない時の答え方だ。
実際私はそこまで思いつめて悩んでいるわけではなくて、どうしたら解決できるか方法を知りたいわけでもあるけれど、どんな答えも期待していなかった。ただの独り言だったのかもしれない。それよりかは、一緒にいる時間をやり過ごすための単なる話題の一つだった。真剣に相談したわけじゃなくて。 “でも、明るかった。本当に。” の続きを読む
寂しいかどうかなんて聞くまでもないじゃん?
湿った咳
気管支の音
曇るゴーグル
濁る視界
肺野のレントゲン
清潔の境界線はビニール
不潔な自分
病室
夜勤明けの部屋
遮光カーテン
すいみん
昼のテレビ
新規感染者
安楽死
今死ぬのありだなと思うきもち
やるせなさ
出勤
通りすがるチャペルと寺
祈る人
イヤホン
愛にできることはもうなさそう
疲れた
ダーチャ
昨日、近所のマルシェでビーツを買いました。その後で、祖母が畑の野菜をくれました。きゅうりとピーマンとナス、オクラ、ささげ。それから大量のトマト。
Вчера я купила свёклу на ярмарке. Потом бабушку подарила мне овощи из дачи: огурцы, зелёные перцы, баклажаны, окура и сасагэ. И ещё много помидоров. “ダーチャ” の続きを読む
have going to ってどういう意味?
「手話を勉強してどれくらいになりますか?」
ど、れ、く、ら、い。
目の前の相手の、たどたどしい指文字を私は読み取る。ぎこちない感じが、不思議に心地よい。話していると時間がゆっくりになるような気がする。 “have going to ってどういう意味?” の続きを読む
テープカッターと沈黙
バス停でバスを待つ間、男の子はずっとスマホのゲームに夢中だった。 “テープカッターと沈黙” の続きを読む
ロシア語メモ жаворонок
ホストファザーが運転する車の中で、今日見た動物の中で何が一番良かったか、という会話をしていた。
「ヘビが良かった」弟くんが言った。
最初私はロシア語の「ヘビ」がわからなくて、そしたら弟くんはヘビの真似して手を動かして、それでやっと理解できたんだ。 “ロシア語メモ жаворонок” の続きを読む
それでも勉強する意味なんてあるの?
例えば、あのマックの看板。暮れゆく空に丸みを帯びた黄色の曲線がMの形にくっきり浮かび上がる。
Q. 放物線の区間Mの長さを求めよ。 “それでも勉強する意味なんてあるの?” の続きを読む