私とじーちゃんの通り道は重なる。
朝早くじーちゃんが散歩から帰って来る頃に、私はバイトに出かける。
バイトが休みの日、私がジョギングから帰って来る頃に、じーちゃんはグランドゴルフに出かける。
“Мой дедушка” の続きを読む
生きるために、書く。
私とじーちゃんの通り道は重なる。
朝早くじーちゃんが散歩から帰って来る頃に、私はバイトに出かける。
バイトが休みの日、私がジョギングから帰って来る頃に、じーちゃんはグランドゴルフに出かける。
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子どもだった頃、数え切れないほど叱られた。
勝手に走っていくな。食べ物を粗末にするな。出かける時は大人にちゃんと言ってから。布団を床に引きずるな。階段で遊ぶな。ゲームは時間を決めてやりなさい… “When I was a child” の続きを読む
バイト先のおばあちゃんのことを書こう。私とは週に一度の夕勤で一緒になる。
「どうしてお客さんに両替してもらったんですか!?」
おばあちゃんと一緒に働いている時だった。私はつい声を荒げてしまう。
おばあちゃんの目がぱちぱち瞬いた。
私はぎくりとする。こんな風に言うつもりではなかったのに…。 “またかい、てへっ” の続きを読む
「アメリカではクリントン政権時の1993年2月、」
レポート課題のためにアメリカの介護保険についての本を読んでいたのだけど、ここまで読んで私の頭に突然ぴんと思い当たるものがあった。ついさっき解いた英語の模試の問題文に書かれていたのと同じ法令だ。
偶然って不思議だ。 “ばったり再会効果” の続きを読む
「まだきれいなのに」
自転車屋のおじさんは視線を下向き加減に、つぶやくようにしゃべる。けれど確かにそう聞こえた。
新しい自転車を買ってもらった喜びよりも、10年間一緒だった相棒とのお別れが私にはつらかった。
“まだ、きみの良さがわからない” の続きを読む