これまでは定期を使っていたけど、今はない。その代わりいろんなルートで通えるという自由を手に入れた。
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70%
絵の具を買ってきて、海と空の絵を描く。
描き上げた絵は空と海の色が同じ青になってしまった。青の隣には水色があったのに、どうして見落としてしまったんだ。
例えるなら、そんな気分。 “70%” の続きを読む
連綿と、脈絡なく
今年初めてツバメを見たのはたしか、4月5日のことだったか。犬山にお花見に行った日。良く晴れていて、暖かくて薄着でよかった。
それからまた寒くなって、暖かくなって、寒くなって、雨が降ってまた晴れた。 “連綿と、脈絡なく” の続きを読む
英語史の講義
英語史の授業を私は去年取っていた。それまでの私は英語の発音と綴りの不一致に辟易していたのだけれど、時間の流れの中で変化していった結果なのだとわかった今は、綴りの厄介さもおもしろく感じられる。
例えば、cow(牛)はなぜ綴り通り「コウ」ではなくて、「カウ」と発音するのか。
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読書日和
2年後に、
70歳以上は安楽死をしなければならない
という法律が施行される。
国がお金をかけたくないから。
「えっ本当??」
びっくりこいた私を見やると、父はキーボードを打って言葉を続けた。
「フィクション」
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雨
ロシア語メモ⑤ красавчик
私の第二のお母さん
「顔色いつもと違うよ、無理しないでね」
終了時間間際、私はきっと死にそうな顔をしていたに違いない。
朝から昼まで途切れなくお客さんはやってきた。アイスカフェラテや唐揚げをみんな買いに来るのだ。レジに立ち続けた私はマジでバテバテ。 “私の第二のお母さん” の続きを読む
金華山
「ろう学校の先生になるのどう?」
何もやりたくなかった10代の頃とは一変して、今私はいろんなことをやってみたくなる。
社会に出るのは怖いくせに夢を語るのなら楽しい。
学校の先生になれなかったら、マッサージ師になりたい。 “「ろう学校の先生になるのどう?」” の続きを読む