「アメリカではクリントン政権時の1993年2月、」
レポート課題のためにアメリカの介護保険についての本を読んでいたのだけど、ここまで読んで私の頭に突然ぴんと思い当たるものがあった。ついさっき解いた英語の模試の問題文に書かれていたのと同じ法令だ。
偶然って不思議だ。 “ばったり再会効果” の続きを読む
生きるために、書く。
「アメリカではクリントン政権時の1993年2月、」
レポート課題のためにアメリカの介護保険についての本を読んでいたのだけど、ここまで読んで私の頭に突然ぴんと思い当たるものがあった。ついさっき解いた英語の模試の問題文に書かれていたのと同じ法令だ。
偶然って不思議だ。 “ばったり再会効果” の続きを読む
「まだきれいなのに」
自転車屋のおじさんは視線を下向き加減に、つぶやくようにしゃべる。けれど確かにそう聞こえた。
新しい自転車を買ってもらった喜びよりも、10年間一緒だった相棒とのお別れが私にはつらかった。
“まだ、きみの良さがわからない” の続きを読む
絵の具を買ってきて、海と空の絵を描く。
描き上げた絵は空と海の色が同じ青になってしまった。青の隣には水色があったのに、どうして見落としてしまったんだ。
例えるなら、そんな気分。 “70%” の続きを読む
今年初めてツバメを見たのはたしか、4月5日のことだったか。犬山にお花見に行った日。良く晴れていて、暖かくて薄着でよかった。
それからまた寒くなって、暖かくなって、寒くなって、雨が降ってまた晴れた。 “連綿と、脈絡なく” の続きを読む
英語史の授業を私は去年取っていた。それまでの私は英語の発音と綴りの不一致に辟易していたのだけれど、時間の流れの中で変化していった結果なのだとわかった今は、綴りの厄介さもおもしろく感じられる。
例えば、cow(牛)はなぜ綴り通り「コウ」ではなくて、「カウ」と発音するのか。
“英語史の講義” の続きを読む
2年後に、
70歳以上は安楽死をしなければならない
という法律が施行される。
国がお金をかけたくないから。
「えっ本当??」
びっくりこいた私を見やると、父はキーボードを打って言葉を続けた。
「フィクション」
“読書日和” の続きを読む