服の色

「ああいう、マネキンのを一揃い買っていったら、恥ずかしいですかね?」

西嶋は堂々と店員さんに質問する。そんな質問をする方が普通は恥ずかしいんじゃないのっていうのに。『砂漠』で、合コン用の服を買い求めに行くシーンが、私は好きだ。
西嶋だったら、どんな服を選んでも無頓着にしているのが、それが似合っていそうだ。

服なんてよくわからない。適当に組み合わせてこんなものかと満足する。もしくは、うちを出てから帰って服を着替えるまで、落ち着かない気持ちで一日を過ごす。私だってマネキンの服を一揃い買いたいくらいだ。失敗しないために。 “服の色” の続きを読む

着物おばあちゃんとばかじいさん

娘に振袖を着せるのが夢で着付けを習った、とその人は語る。和裁もやっている。浴衣なんかをちくちく縫ってしまう。
前からの夢を叶えた今は、着物おばあちゃんを目指している。毎日着物を着て暮らしたいのだそう。
いいな。似合ってそうだ、着物おばあちゃん。
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昨日私はルイージになった

昨日、私はルイージになった。

お尻の下でカートがぶるぶるしている。と思ったら突然発進した。ブレーキとアクセル、どっちだったっけ。最初に説明されたけど忘れちゃった。
自分でもびっくりするほど運転が下手くそ。ドッスンに潰され、道のあちこちにぶつかりながらはるか前方に消えたマリオを追いかけた。

ジャンプすると本当に風を感じる。 “昨日私はルイージになった” の続きを読む

ロシア語メモ① укроп

はちまきの企画案にロシア語で日記を書くというものがあったんだけど、今の私のロシア語力ではボロが出てしまうのが悩みどころ。
どうしようかなぁ。。

考えていたら思いついた、
ロシア語メモを始めたいなと思ってる。

留学中、スマホのメモに覚えた単語を書き留めていたんだ。

例えば、

Летучая мышь(レトゥーチャヤ・ミーシ)「コウモリ」

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行き場をなくした言葉たち

バナナケーキたくさん持って行っちゃったけど、迷惑じゃなかったか心配してた。でもなくなるのがもったいないって言ってくれるくらいなら、よかったな。

手書きとPCとスマホなら、スマホで書くのがいい。文章が思い浮かんだらすぐに文字にしたい。頭から逃げていかないうちに。
でもロシア語で書くときは手書きがいい。ロシア語キーボードにまだ慣れていないから。

昭和生まれって意外ですね。もっと年が近いのかと思っていました。

このハンバーグ、里芋だったんだね!肉かと思って恐る恐る食べてみたら、しそ入りでとってもおいしかった。

「服従する主体でかつ、・・・」ここのところ授業で聞き逃してしまったんだけど、一体何と言っていんだろう。

一緒に帰れて嬉しかったよ。 “行き場をなくした言葉たち” の続きを読む

好き嫌いの偏り

「今まで読んだ中で自分が影響を受けた本ある?」

よしださんに聞かれた時、何もぱっと思いつかなかった。影響なんて知らないうちに受けるものだ。言うならば、読むもの見るもの聞くものすべてだ。

影響を受けた本、本当に思いつかない。
とりあえず『猫弁』と答える。主人公の猫の弁護士に憧れている。昔とても好きだった小説。 “好き嫌いの偏り” の続きを読む