ジーナについて書こう。 “ロシア語メモ④ в складчину” の続きを読む
想像力が窮地を救う
今日初めて場面指導を練習した。
まずテーマが出される。「明日は生徒の楽しみにしている野外行事があります。帰りのSTで担任としてどんな話をしますか?」
30秒考える時間があって私は椅子から立ち上がった。
「明日は火力発電所への見学に行きます。みんな楽しみにしていると思います。楽しみだよね?」
私の視線は架空の生徒を探してうろうろさまようけれど、目の前に座っているのは眼鏡をかけた白髪混じりのおじいちゃん。試験官役をしている面接指導の先生だ。
私は必死でクラスの生徒30人を思い浮かべようとする。 “想像力が窮地を救う” の続きを読む
宇宙みたいなピザが食べたい
天邪鬼
小さい頃、ピンクが嫌いな色だった。友達はみんなピンクが好きだと言うから、私はピンクを選びたくなかった。ピンクを見ると私の心はひねくれてくる。
なぜみんなと同じものを選ばないといけないの?
ごめんななこ、はちまきは聖母マリアなんかじゃなかった。本当はひねくれていて頑固なんだ。
“天邪鬼” の続きを読む
ロシア語メモ③ повсюду туман
聴力検査
耳鼻科を訪れるのは何年ぶりだっただろうか。おたふくになった時、中耳炎になった時、前より聞こえが落ちた時、決まってここに連れていかれた。
今回は風邪でもインフルでもない。
「聴力検査をお願いします」と言って元気で健康な顔を院長先生にさらした。
「もう卒業なのかぁ」 “聴力検査” の続きを読む
エモいってなに
外の空気を吸いたい
ロシア語メモ② попрошайка
服の色
「ああいう、マネキンのを一揃い買っていったら、恥ずかしいですかね?」
西嶋は堂々と店員さんに質問する。そんな質問をする方が普通は恥ずかしいんじゃないのっていうのに。『砂漠』で、合コン用の服を買い求めに行くシーンが、私は好きだ。
西嶋だったら、どんな服を選んでも無頓着にしているのが、それが似合っていそうだ。
服なんてよくわからない。適当に組み合わせてこんなものかと満足する。もしくは、うちを出てから帰って服を着替えるまで、落ち着かない気持ちで一日を過ごす。私だってマネキンの服を一揃い買いたいくらいだ。失敗しないために。 “服の色” の続きを読む