恋人を失い、友達からも見放され、仕事も定まっていない。24の女は何を求め、単身フィリピンに行くのか…。
ひとつ小説が書けそうじゃないか。もうねえ、取材でもしようかという気分でマニラを巡っていた。
というのは冗談で。 “マニラひとり旅 (4)” の続きを読む
生きるために、書く。
恋人を失い、友達からも見放され、仕事も定まっていない。24の女は何を求め、単身フィリピンに行くのか…。
ひとつ小説が書けそうじゃないか。もうねえ、取材でもしようかという気分でマニラを巡っていた。
というのは冗談で。 “マニラひとり旅 (4)” の続きを読む
マニラは大都市だった。 “マニラひとり旅 (3)” の続きを読む
1日目もさることながら、2日目もまたアクシデンタルな1日だった。
今日の計画はイントラムロスを見て回り、電車に乗って、魚料理を食べに行くこと。夕方、晴れたら夕焼けを見よう。 “マニラひとり旅 (2)” の続きを読む
マニラひとり旅、1日目。
安全に眠れるところがあるって、なんてありがたいのだろう。 “マニラひとり旅 (1)” の続きを読む
「人はね、目と鼻と口と耳と手と足があればどこにでもいける。なんでもできる。あなたはその耳が無いだけだよ。たったそれだけ」
母はわたしの目を見つめては続けた。
「だからあなたはどこにでもいけるよ、なんでもできるよ。大丈夫だよ」
私が部屋へ入って行くと、2人の女の子は思いっきり舌をつきだした。べーっ。
かわいくてつい、笑顔を返してしまうんだけど、ベーってやっても良かったな。それってすごくすてきな挨拶の仕方だと思う。 “言葉ない心” の続きを読む
出会いと、別れの日。その朝、家を出るときケータイを忘れた。それに気づいた時から、非日常な、ちょっぴり特別な一日になるという、なにか予兆めいたものを感じていた気がする。 “31 января” の続きを読む
昨日のバイトは夕勤だった。特にこれといったトラブルはなく3時間と45分はつつがなく過ぎていった。
新しく入った夜勤の女の子に挨拶した。それから、上の人に「3月末までで辞めます」と伝えた。 “How many roads must a man walk down …” の続きを読む