Домой

日の沈んだ街を私は歩いて帰る。

一歩一歩、肌に感じる風を味わうように。
急がなくていい。明日は休みだから。

今日うまくできなかったことは、心の奥にゆったりと沈んでいく。

歩いている間、自由になれる気がするんだ。何も望まなくていい自由。

Дождевик

雨の日の日曜日の朝早く、お客さんは少なかった。静かなお店の中で、私ははたき片手に商品を並べ直す。まるで嵐の後だ。お菓子の棚は見事なまでにぐちゃぐちゃになっていた。昨日のあの忙しさを思えば、無理もない。
パートさんが「夜勤さん仕事してない。遊んでるんじゃないの」とぼやいてる。 “Дождевик” の続きを読む