日の沈んだ街を私は歩いて帰る。
一歩一歩、肌に感じる風を味わうように。
急がなくていい。明日は休みだから。
今日うまくできなかったことは、心の奥にゆったりと沈んでいく。
歩いている間、自由になれる気がするんだ。何も望まなくていい自由。
生きるために、書く。
雨の日の日曜日の朝早く、お客さんは少なかった。静かなお店の中で、私ははたき片手に商品を並べ直す。まるで嵐の後だ。お菓子の棚は見事なまでにぐちゃぐちゃになっていた。昨日のあの忙しさを思えば、無理もない。
パートさんが「夜勤さん仕事してない。遊んでるんじゃないの」とぼやいてる。 “Дождевик” の続きを読む
「とても落ち着いていたね」
実習中、先生方から頂いたコメントに、私は面食らってしまった。落ち着いていただなんて、全然そんなことない。
頭はいっぱいいっぱい。授業を進めるために、注意力の全てを総動員する。
実際は、色々やらかしてた。 “よゆう” の続きを読む