今日初めて場面指導を練習した。
まずテーマが出される。「明日は生徒の楽しみにしている野外行事があります。帰りのSTで担任としてどんな話をしますか?」
30秒考える時間があって私は椅子から立ち上がった。
「明日は火力発電所への見学に行きます。みんな楽しみにしていると思います。楽しみだよね?」
私の視線は架空の生徒を探してうろうろさまようけれど、目の前に座っているのは眼鏡をかけた白髪混じりのおじいちゃん。試験官役をしている面接指導の先生だ。
私は必死でクラスの生徒30人を思い浮かべようとする。 “想像力が窮地を救う” の続きを読む