「もうすぐお母さんが帰ってくるからね」
犬をひとり残して家を出た。
レモンは不安そうな目で見上げてくる。
鍵のかかった家の
柵の中で
家族の帰りを待っている。
私は1ぴきになりたい。
1ぴきの犬。
1ぴきの猫。
1ぴきの狼。
自由できままな心を持った存在。
何も寂しくはないよ。
好きな時に
好きなところへ行って
好きな時間に帰ってくるのだから。
生きるために、書く。
小学校の頃、音楽鑑賞が苦手だった。授業でベートーベンとかシューベルトの音楽を聴いて鑑賞分を書かされるやつ。
何を書いたらいいのかわからなかった。『魔王』や『荒城の月』が吹き抜けていく。空っぽの私の頭の中。真っ白な鑑賞プリント。
“好きでもない、嫌いでもない” の続きを読む
英検の申し込みがちょうど締め切られたところだった。間に合わなかったー、残念!次を目指そうかな。
願書の資格欄を書いていた時、思ったのだよね、英検受けておけばよかった!って。
どのみち出願には間に合わないけど、自分の英語力を磨くのにちょうどいいや。10月の英検を目指して今からちょっとずつ勉強しよう。
そのころには、実習も教採試験も終わって時間ができるはず。 “Звезда” の続きを読む
大学に向かう道すがら、アブがブンブン飛んでいるのを見た。黒い体に黄色い頭。透明な羽を震わせて空中に静止している。
ハリーポッターのスニッチにそっくりだ。手を伸ばしたらつかめそう…。 “ハナアブのスニッチ” の続きを読む
今日の夢に、ゼミの先生が出てきた気がする。
その後でこんなメールをもらった。
「自分の夢を実現するための大事な一歩なので、どうか頑張って下さい。」
言葉はちょっぴり堅いのだけれど、でもその裏に優しさが込められているのを感じる。
読んでいるうちに温かな気持ちになった。
夢でまた卒論でも書いてたのかなぁ。
“深く広く、読み取る力” の続きを読む
私とじーちゃんの通り道は重なる。
朝早くじーちゃんが散歩から帰って来る頃に、私はバイトに出かける。
バイトが休みの日、私がジョギングから帰って来る頃に、じーちゃんはグランドゴルフに出かける。
“Мой дедушка” の続きを読む