風呂で髪を洗いながら、なんだかもう無性に腹が立ってしまった。指に絡みつく髪の毛をみんな引っこ抜いてしまいたいのをぐっと我慢する。お湯でざぶざぶ洗い流す。そっと目を開けると、足に心当たりのない引っ掻き傷があることに気づいた。心当たりがないと言っても、今日はずいぶん乱暴に動きまわっていたから傷の一つや二つついていてもしょうがなかったと思う。 “こんな日にはとにかく早く寝ることだね。” の続きを読む
スキー行きたい
突然、スキーに行きたい気持ちになった。上り坂を自転車でこいでいくのにうんざりしてきたところだった。向かい風に上り坂ってなんでこんなに厳しいんだろうな、って。 “スキー行きたい” の続きを読む
I had left my smartphone at home.
I had left my smartphone at home. I was already on the metro, when I noticed that.
Other necessary things such as a purse, medical questionnaire sheets, a bottle with water, glasses and a novel “Night Flight” which I’d been reading while were all in my bag. I put them last night, except for the smartphone. “I had left my smartphone at home.” の続きを読む
Рассольник
どうやら、牛肉は最初から煮汁をとるというので正解だったようだ。 “Рассольник” の続きを読む
スウィート・ホーム
私がこのシェアハウスに引っ越してきたのは去年の5月だった。だから結局、住んでいたのは1年半ほどだ。 “スウィート・ホーム” の続きを読む
自信の種類
シェアハウスで暮らすようになって、私は前よりも幸せだと感じる。 “自信の種類” の続きを読む
キンショーシータケ
実家から野菜と米が送られてきた。
「わさび菜
マヨネーズをつけて食べるとおいしいよ」 “キンショーシータケ” の続きを読む
2年目の記録
これでいいのかなと思いながら生きています。 “2年目の記録” の続きを読む
誰も自分のことをわかってくれないなら
この間きみは、「誰も自分のことをわかってくれない」と言っていたね。 “誰も自分のことをわかってくれないなら” の続きを読む
プレゼント
「なぜこれをくれたの?」
ああ、覚えている。 5年前に、確かに私はその本をあげたのだった。 “プレゼント” の続きを読む