目を開けて時計を確かめると7:30を指していた。ああ眠い。でも起きなければ。
着替えと朝食をすませると、分厚く重いコートに袖を通した。鏡の中に映る自分の姿を確かめる。目以外はすべてマフラーと帽子と手袋にしっかり隠されている。
さあ、準備万端だ。重い寮のドアを開け、私は外へと踏み出した。 “ロシア語メモ⑥ замёрзнуть” の続きを読む
10 июня
今日、実習の記録の最後のページを書き終え、紐でとじた。全てがきちんと終わった感じがする。
明日は、6月10日。
десятого июня
偶然にも、
10ヶ月間の留学を終えてクラスノヤルスクを発ったあの日から、ちょうど2年目だ。 “10 июня” の続きを読む
1ぴき
好きでもない、嫌いでもない
小学校の頃、音楽鑑賞が苦手だった。授業でベートーベンとかシューベルトの音楽を聴いて鑑賞分を書かされるやつ。
何を書いたらいいのかわからなかった。『魔王』や『荒城の月』が吹き抜けていく。空っぽの私の頭の中。真っ白な鑑賞プリント。
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敬語が苦手です
10日前の記憶
Звезда
英検の申し込みがちょうど締め切られたところだった。間に合わなかったー、残念!次を目指そうかな。
願書の資格欄を書いていた時、思ったのだよね、英検受けておけばよかった!って。
どのみち出願には間に合わないけど、自分の英語力を磨くのにちょうどいいや。10月の英検を目指して今からちょっとずつ勉強しよう。
そのころには、実習も教採試験も終わって時間ができるはず。 “Звезда” の続きを読む
居間
ハナアブのスニッチ
大学に向かう道すがら、アブがブンブン飛んでいるのを見た。黒い体に黄色い頭。透明な羽を震わせて空中に静止している。
ハリーポッターのスニッチにそっくりだ。手を伸ばしたらつかめそう…。 “ハナアブのスニッチ” の続きを読む
深く広く、読み取る力
今日の夢に、ゼミの先生が出てきた気がする。
その後でこんなメールをもらった。
「自分の夢を実現するための大事な一歩なので、どうか頑張って下さい。」
言葉はちょっぴり堅いのだけれど、でもその裏に優しさが込められているのを感じる。
読んでいるうちに温かな気持ちになった。
夢でまた卒論でも書いてたのかなぁ。
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