なぜ命には終わりがあるのだろう。

レモンの夢を見た。
昼間、実家を訪れてレモンに会ったばかりだった。そのせいか、夢の中のレモンは限りなくリアルだった。毛の色はクリーム色というよりは黄土色をしている。首の後ろはたてがみみたいにつんつんしていて、耳の後ろが一番柔らかい。短い足でちょこまか歩く。
触ると、背中と足の付け根に骨が浮き出ているのを感じた。もう若くはない。昔は黒豆のようだったつぶらな目も、今では白く濁っている。ちょっと走っただけで、「ぐえっ」と咳き込んだ。 “なぜ命には終わりがあるのだろう。” の続きを読む

time to tame

この言葉はあまりにも有名で、なんだか使い古されてしまったような気がする。だから初めて『星の王子さま』を日本語で読んだ時、ただ漠然と「いいなあ」と感じるのみにとどまってしまった。
「一番大切なものは、目に見えない」 “time to tame” の続きを読む