行列の割り込み、失礼します。

 

12歳のときに友人から「君は死んでしまうんだね」と突然言われた。

今から11年前、とある映画が上映された。それはとても話題になった。多すぎるから少し数を減らしますという理由だけで「全国の佐藤さん」が次々と殺されていく内容だった。それは映画の中だけではなく現実にも持ち出されるようになった。

わたしが生まれた家の苗字がたまたま「佐藤」だった。

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出張は嗜む程度です

おはようございます。

三角淑女です。

 

「淑女」って夜の匂いのする言葉だと思いませんか?「おはようございます」がしっくりこない。

 

今回のダーリンは新幹線の中からお送りしています。朝の新幹線はスーツを身に纏ったおじさんと、Évianを携えたおばさんしか居ない。私はスタバを旅のお供に選びました。特別に特別を重ねると、とても贅沢な気持ちになれるね。

 

私は入社して研修を終えてから、出向した部署が合わなくて、苦しんでいた時期がある。その部署の人たちの考え方は全く理解できなかったし、勤務環境(工事現場のプレハブ)も合わなかったのだと思う。

おじさんと喫煙室から流れてくるタバコの臭いが毎日私を蝕んでいた。吐き気とめまいで、PCを眺める事すらできなくなった。

その後、異動になり半年ほど色々な部署を転々としていた。初夏から秋に掛けての電車が私を苦しめた。汗や雨あがりの土臭さや香水が入り混じった臭いが車内に充満していて、息ができなくなる。視界が白くなる。倒れると迷惑がかかるから、そっと電車を降りる。

社会の歯車になれない自分を責めた。

 

それから、今の部署に異動して半年経つ。上司が変わり、環境が変わったら電車にも乗れるようになった。

今日は一人で新幹線に乗っている。

 

就職先やお仕事を決めるときに「好きなことをする」という選択はベストだけれど、迷ったら「嫌な事がない」環境を考えてみるのはどうでしょうか、というお話でした。今の場所でうまくいかなくても、どこかに貴方がなじみやすい場所があるんです。

 

それでは、またお会いしましょう。

 

人生は恋愛シュミレーションゲーム

こんばんは、三角淑女です。

 

押しちゃ駄目なボタン

押してしまう予期不安

まさに今書いているWordPressがそれで、なんか間違えたら誰かの投稿を消しちゃいそうで怖いです。ポチッとしたら全部なくなっちゃう。

よしだくんに機械オンチかと訊かれたのだけど、教えられたら理解はできるし、困ったらググればいいし、機械オンチではないと思っている。でもまあ、ソフトよりハード派なのは否めない。触れたり見えたりしないものは難しい。負け惜しみかなあ。

 

目の前で可愛い女の子がおじさんに声を掛けられている。ナンパだ!秒でナンパは失敗していたけれど、もちろん私は声を掛けられたりしない。

仕事帰りだしマスクもしてるし、そりゃ可愛いかどうか判断もできないよね。うんうん。これは完全に負け惜しみです。

ふかふかのレバー串をビールで頂いて、まだ火曜日だけど明日のことは忘れちゃって。

先日、友人に言われた言葉が蘇る。

「量産型社畜になったね」

この言葉に、負け惜しみを言うつもりはない。全てではないけれど、一部は事実だもの。生きるのが少しだけ上手になってしまった。

今日は完全に独り言でしたね。ごめんなさい。タイトルの内容を書く前に力尽きてしまいました。共感してくれる人はいるんだろうか。

それでは、またお会いしましょう。

 

料理と一仕事感。

 

今日一日、まじで死にたい以外の感情が死滅していた。

祖母の様態がわるくなり、親が2日間家を空けるため、暇な大学生である僕に白羽の矢が当たり、二日間みっちりとお留守番することになったのである。

2日目を迎えて完全に鬱になった。一日ぼーっとすごしていたら、僕はどれくらい社会に貢献できているんだろう。泣きたい。みたいな感情になりずっと鬱になっていた。

祖母のために夕食を作る時間になった。喉がつかえがちな祖母のためにとろみのついた卵スープと、野菜の煮物、あとみかんを用意しようと考えていた。近くのイオンに買い物に出かけると、今日は地獄みたいな天気あると知った。マッドマックスの世界を天地逆にしたような世界だった。雲が空を厚く覆い、不思議なほど黄色がかっていた。ところどころ陰影がついた空は、砂漠の荒野を空にぶちまけたような雰囲気だった。擦り減った感受性にとどめをさされたような気分になり、僕は死んだ目でイオンまで向かった。

18時のイオンの食料品売り場はすごい。当たり前だけれど、大量の人が食材を買い求めている。酒コーナーで氷結を大量に買い込んでいると、おじいちゃんと店員さんが立ち話をしていた。僕にとっては驚きなのだけれど、店員さんは本気で楽しんでおじいちゃんと会話をしているのだよな。業務中だけれど、一人の人として会話を楽しんでいる姿素敵だったなあ。

おばあちゃんのために夕食を作り、そいて自分にも麻婆豆腐を作った。二人で会話をしながら食べ、食後にマグカップでエスプッソコーヒーを飲んだ。一仕事終えたことを実感した。

不思議なんだけれど、食事を終えた僕は、憂鬱な気持ちから脱していた。生きていくためには人は食わねばならないし、料理をしなければならないし、買い物をしなくてはならないのだ。その一連の仕事を終えたらまた元の階段に戻ってきたような気がする。どんなに下手であっても、小さなものでもステップを踏むことが解決になるのだなあと改めて感じた一日だった。

今日も読んでくれてありがとう。停滞したら料理をするのわるくないね。

タイ旅行の記録②

グッモーニン、チェンマイ!

シェーンホテルはなかなか快適。星3つぐらいらしいけど、ご飯も美味しいし部屋も快適。シャワーからもちゃんとお湯が出る。トイレットペーパーがひとつしかなくて一晩で切らしちゃってティッシュでしのぐ羽目になること以外はね。

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